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安価なイヤフォンなんてどれも一緒 なぜなら...
みなさんどんなの使ってますか? ヘッドフォンも込みで。
安いやつを買い替え派? デザイン重視? え、なんだかんだでどれも同じに聴こえる気がするって? んー、気がする、んじゃないんです、実はどれも同じなのです。
ガジェットの世界で、イヤフォン/ヘッドフォンはある一定の場所を占めています。重要なカテゴリーであると言えるでしょう。その中でまぁこれまた多種多様なイヤフォンがあるのです。毎年の様にSony等たくさんの会社が、CESでいろんな色・いろんなデザインの新モデルを発表します。値段も10ドル程度のイヤフォンから2000ドルもするようなカスタムモデルまでその幅も広いです。この幅の中にこれまたたくさんの種類があるのです、ランニング専用とか、ヨガ専用とか、サイクリング専用とかありとあらゆるスポーツ専用があるような気がしますね。そのたくさんの専用のなかにこれまたたくさんのデザインやらカラーバリエーションがあるんですから、もう本当に数多くのイヤフォンが存在しているってことです。
ところが、よくよく見てみるとこのたくさんあるように見えるイヤフォン、聴くという意味ではそんなにたくさんではないのです。その質が低いものこそ、実はどれも同じ。SkullcandyやScoscheのように多くのイヤフォンを提供しているところも、デザインが違えどどれも大差ないのです。
「この(イヤフォン)業界に参戦する簡単な方法は、程よい見た目で程よい音の物を作り、自分の社名を書いてパッケージングするだけ。」と話すのはBowers & Wilkinsの研究開発員のNeville Stuart氏。
Skullcandys、Cobys、iLuvs等のイヤフォン会社はどこもこの方法で大成功をおさめているのです。

最近の全米家電協会(CEA)の調査によりますと、多種多様なイヤフォンの今年の売り上げはなんと447ミリオンドル(約378億円)今年終わりにはさらに10ミリオンドル(約8億円)上乗せされるだろうと予想されています。この売り上げにも関わらず、各工場ではイヤフォンの値段を8ドル前後に設定しています。
この業界参入のしやすさから、安価なイヤフォン市場は過去数年で大きく広がっています。そして、MP3プレイヤーとセットでついてくるイヤフォンをもうちょっと気の利いた物に買い替えたいなと思っている全てのユーザーの心をつかんだわけです。
「50ドル前後のイヤフォン市場は完全に確立された。」と話すのはYurbudsのCEOであるSeth Burgett氏。Yurbudsではデザインから製造まで完全に外、中国や東アジア、で行っています。
さて、安価なイヤフォンの世界はこのようになってます。
毎年秋に2つの大きなトレードショーが香港で行われます。The Global Sources FairとThe Hong Kong Electronics Fair。CES等の用に、数日かけて行われます。
もちろんどちらのイベントもイヤフォンに限ったイベントではありません。フォーカスすべきは部品です! 全ての部品を扱っている人が大集合。耳の当たるゴムのカバーの人、つまみ部分の人、アンプの人。とにかくイヤフォンにまつわる関係者がいるのです。次に完成された品物を見ます。ここでデザインチェックですね。安価なイヤフォンを販売する小さな会社にとっては、ここで見たデザインが次モデルのデザインのモトとなるわけです。
Burgett氏曰く「ここでこういうった工場から基本スペックシートをもらって、あとはアラカルトで好きなものを頼むという感じですよ。」
ショーで配られるカタログをちらっとでも見れば、Burgett氏の言っていることがよくわかります。200ページに近いカタログの中にはISO(国際標準化機構)公認の工場や部品がわんさか載っています。それぞれどこも、うちはこのデザインもあのデザインもいけますと、人気のあるデザインをコピーしオリジナル仕様ができることをアピール。つまりは、あの有名デザインをモトにあなたのとこのロゴつけて売り出しましょうよ、とアピールしているわけです。

中のカタログではこんな感じ。
「うちのイヤフォン/ヘッドフォン/他アイテム全てカスタマイズ可能です! 完全カスタマイズ実現!」
「好きなモデルを選ぶだけ! パラメーターと色、ロゴ、印刷仕様、さらにパッケージまで選べます!」
「自社のR&Dエンジニアによって毎月15個の新イヤフォン/ヘッドフォンが!」

毎月15って多いですよね。でも必要なんだそうです。なぜなら安価イヤフォンの会社の多くは自社デザイナーやエンジニアを持っていないからです。故に工場側が大部分を請け負う必要があるからです。いいデザインがいつも値がはるわけじゃないですし、どっかからヒントを得て(時にパクって)デザインされたものならなおさらです。
もちろん、このような現状を自信満々に話す人はこの業界内でも多くはいません。今回、取材協力してくれた人も事実はこうである以上、それをより強調した形になってしまいます。
「Skullcandyのような会社がやることは、このトレードショーに行き、ブースでさて今年はどんなヘッドフォンがあるのか? と聞くことだ。」と話すのは某有名ヘッドフォン会社の役員。今年人気のデザインを選んで自社のロゴを貼付けて後は数千個オーダーする、それでおしまい。それが現状のようです。
と、このような状態なので、結果同じ工場で生産された同じイヤフォンが見た目を若干変えて広くでまわっているのです。
またある会社は1つの工場に頼むのではなく、細々といくつかの工場に頼みます。この部品はここからで、あの部品はあっちから、それをそっちで組み立てて、とこのような感じ。こうすることで業界はさらに密な関係になるとStuart氏は言います。
「イヤフォン用の15ミリのスピーカーを作ってる工場はたぶん数千あるだろう。ただしその中でやっていけているのはほんの一握りだ。あるところは市場で人気のある所のいいコピーを作る。だがその人気のある所ですらコピーなことがある。ということは、市場にはコピーだけでなくコピーのコピーも多く出回っているということだ。もちろんわざとではなく間違いの場合も含めて。」
いやはや、なんとも!!
さて、こうやってみんなでコピーコピーで作った月並みのものを新しくみせかけただけの物になぜ消費者は目をむけるのでしょう? なぜ購入しつづけるのでしょう? その理由は実に簡単。
音質というのはガジェット界でも実に個人差がでる分野なのです。動画とはちがって音には業界のスタンダードがありません。いい音とはこれですよ、と指し示す標識がないのです。これはこの安価なイヤフォンを作る側にとってみればパラダイスです。
MP3プレイヤーについてくる付属品のイヤフォン。市場で売られている50ドルくらいのイヤフォン。元を正せばどれも一緒ということです。見た目を変え再パッケージされているだけにすぎないのです。

ということで、結論。
音楽好きはいいイヤフォン/ヘッドフォンに投資する価値十分にあり! 1万円前後のものでもここで紹介した安価なイヤフォンとは大きな差がでるようです。確かに安価で見た目がいいイヤフォンは魅力的です。それで十分事足りる人もたくさんいるでしょう。でも、やはり音がねぇ...と思っている方、どうぞワンランク上のイヤフォン/ヘッドフォンをお試しください!
Original art by guest artist Chuck Anderson(www.nopattern.com / Twitter)
Images courtesy of Sergey Dolya
Bryan Gardiner(原文/そうこ)
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Only japanese available.
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>その質が低いものこそ、実はどれも同じ。
?どういう意味?
>質が低いものこそ、実はどれも同じ
不思議な表現だね。
安価帯はバリエーション豊富に見えて中身は同じって言いたいんだろうけど、高価格帯もバリエーション自体は負けてないと思う。
sub-$50は「50ドル前後」ではなく「50ドル以下」でしょうね。