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[PR]64bit対応で超爆速!! 「Premiere Pro CS5」のなかのひとにインタビューしてみた

動画編集も楽になってきたものです。CPUが高速になり、64bit OSの普及でメモリの制限も気にしないで編集作業に没頭できるなんて、ここ2,3年の間ですよね。デジタル一眼でフルHDの動画撮影なんて当たり前になってきましたが、動画編集ソフトを作っている中の人たちは、どんなソフトウェア作りをしているのか気になりますよね。
今回、Adobeのビデオ製品担当フィールドマーケティングマネージャー古田正剛さんにお話しを聞く機会をいただいたので、インタビューをお送りします。
Premiere Pro CS5誕生までの歴史
ギズモード編集部(以下、ギズ):まず、Premiere(プレミア)の歴史について教えてもらえますか?
古田正剛さん(以下、古田):はい。Premiereは、20年ほど前から発売されている、Adobe製品の中でも最古の部類に入る歴史あるソフトウェアです。現在のPremiere Pro CS5はVer11くらいに相当します。1991年に誕生したPremiere 1.0がどういうものだったかというと、解像度160x120の、8bit音声のQuickTimeムービーが編集できるといったものでしたね。
ギズ:相当古いですね。僕が初めて触ったPCでも画面解像度800x600はありましたから、それだけ歴史を感じます。
古田:そうですね。昔からある映像編集ソフトなので、知名度は高いですね。「あっ、プレミアね。知ってる知ってる」みたいな。そして、現在の「Premiere Pro CS5」なんですけども、4.5K(画像サイズが4480x1920)映像といったハイビジョンを超える解像度にも対応し、映画の制作現場でも使用に耐えられるものになっています。
Premiereは64bitサポート。だから、大容量メモリを活かせる

ギズ:今Premiere Pro CS5を動かしてもらっているのは最新のMac Proですけど、スペック的には十分なのでしょうか?
古田:はい。これは8コア仕様のMac Proなんですけども、2.26GHzのXeonを2つ搭載していてメモリ16GBと、必要十分なスペックになっています。
ギズ:なるほど。それではIMacやMacBook Proなどでの動作はどうでしょう?
古田:iMacやMacBook ProでHD解像度の映像を編集するのであれば、4GBのメモリが必要ですね。また、Macでは2008年発売モデルからMPEG処理を得意とするCPUが搭載されていますので、これらの機種に8GBのメモリがあればより快適になります。
ギズ:最近は8GBのメモリでも安く手に入るようになってきましたが、8GBを搭載させるとなると、旧来の32bit OSでは動きませんね。
古田:そうですね。PremiereがCS5になり、大きく進化したところは64bitアプリケーションとなった点です。これにより、32bitでは最高4GBしか使えなかったところ、64bitではその制限は実質ありません。ですので、Premiere Pro CS5を使うなら64bitマシンでその性能をフルに発揮させてもらいたいですね。
ギズ:使えるメモリが多くなる64bitでは、Premiereの性能を最大限引き出せるということですね。
古田:そうです。さらにいうと、PremiereはGPUのパワーも利用することができ、NVIDIAのCUDAやGeForceの一部のチップに対応しています。これにより、エフェクト処理などの場面でGPUを活かすことができます。
ギズ:GPUを処理に割り当てられるのはいいですね。64bitになり、エンコード出力などは高速になったんでしょうか?
古田:Premiere Pro CS5ではコアな部分にMercuryプレイバックエンジンという新しいエンジンを搭載して64bitに対応しました。このMercuryプレイバックエンジンの処理のパワーが目に見える形として確認できる部分は、やっぱりレンダリング処理の高速化でしょうね。
ギズ:64bitになり、メモリを多く使える=高速化という図式ができあがったんですね。
古田:64bit対応になり高速化が顕著に表れるようになりました。例えば、32bitアプリケーションのFinal Cut Proでは、4GB以上のメモリをアプリケーション側で扱えないので、メモリを多く積んでいてもまったく意味がありません。Premiere Pro CS5では64bit対応に向けて頑張りましたよ。
ギズ:アプリケーションを64bitに対応させるのって大変らしいですね。
古田:ほんとに大変です。エフェクトやテキスト、動画編集といってもいろいろなパーツが組み合わさってできているので、これらを64bit化するのは骨が折れる作業です。まだ他社さんが対応していない現状でPremiereは64bit対応になったのは意義のあることかと思っています。
ギズ:そうですね。ユーザーもせっかくOSが64bitなら、64bit対応ソフトを使ってみたいと思うものですからね。
様々なファイルフォーマットに対応。Adobe製品との連携もバッチリ

ギズ:Premiereが扱えるフォーマットはどれくらいあるんでしょうか。
古田:Premiere Pro CS5では、初期状態で様々なファイルフォーマットに対応しています。最近では一眼で動画を撮影する人も珍しくありませんが、もちろんAVCHDを扱えますし、NIKONやCanonのDSLRにもネイティブ対応しています。また、業務仕様の映像編集で使われるREDカメラやソニーのXDCAMに対応していますので、業務にも問題なく使用できます。
ギズ:最近ではデジカメや一眼レフで動画を撮影する人も多くなってきていますからね。
古田:ええ。CS3の時にはそれほどデジカメ動画用のフォーマットはなかったのですが、ほんとに一気に増えましたね。CS4までもそれらの動画フォーマットに対応してきましたが、64bit対応のCS5なら、それらの動画を快適に編集することができます。とても地味なポイントなんですが、デジカメのファイルがそのまま開けたりするのも競合製品にはない利点だと思います。今までファイルが開けないと苦労されてた方には納得してもらえる点です。

ギズ:アップル製品でいうと、Final Cutや、簡易編集できるiMovieを使用しているユーザーは多いかと思うんですが、Premiereとの違いはなんでしょうか?
古田:Final CutやiMovieでは特定のファイルが読み込めないということもあります。例えば、自社製品になるのですが、PhotoshopのPSDファイルなどを読み込んでも、フルの機能を再現することはできません。PremiereとPhotoshopの間では、なんの違和感もなくファイルを使用できます。他にも、Illustratorで作ったファイルをPremiereで読み込ませるなんてことも、問題なく行えます。これはAdobeのソフトウェアを使うことで得られるメリットだと思います。
ギズ:OfficeファイルをIWorkで開くとごちゃごちゃになる感じですね。他社のソフトウェアでも連携取れていればいいのにと思ったことはありますが、Adobeのアプリケーション間で、ネイティブのように動くというのは素晴らしいですね。
古田:ありがとうございます(笑)
ギズ:今日はPremiereのお話しが聞けて大変勉強になりました。ありがとうございました!
古田:ありがとうございました!
今回、Adobeの人に実際の開発現場のお話しを聞けたのはとても楽しかったです。実際にいまから使うなら64bit OSが主流になってきている今、アプリケーションも64bit対応しているというのはユーザーからすれば嬉しいことですね。
ギズモードでも色々と記事にさせて頂いているAdobeさん。今度はFLASHの話でも聞きたいな。
詳しくはAdobe Premiere Pro CS5へ"Switch!"ページをご覧下さい
(大野恭希)
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