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あの感動をもう一度! はやぶさ2~日本初木星探査へと続くNECの挑戦[国際フロンティア産業メッセ]

2010.09.10 10:30 [0] [0]
タグ:JAXA

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旅の終わりは旅の始まり...

小惑星探査機「はやぶさ」の7年にわたる宇宙の旅が見事なフィニッシュを迎えた感動の夏が終わったところで、次に待つものって何なのでしょう? すでに現場を支えた「チームはやぶさ」の開発者集団は、着々と10年先の壮大な宇宙計画へと目を向けていますよ!

もうすでに始まりつつある次なる「はやぶさ2」プロジェクトから、日本初の遠く木星をソーラーセイルで目指す探査機開発の最先端について、今回はNECの技術者チームの視点から眺めてみることにいたしましょう。なかなか日本の科学技術力もスゴいもんですよ~
 

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西日本最大級の新技術&新製品の展示が行なわれる「国際フロンティア産業メッセ2010」が、今年もポートアイランドの神戸国際展示場でスタートしました。昨年は寿司職人もビックリな腕前を見せるモバイル寿司ロボット「天-TEN」や、水を流さないのに臭わないという「消臭式無水トイレ」などなどが会場を沸かせましたが、今回の最大の目玉のなかには、はやぶさの帰還と未来への旅立ちを論じる科学技術セミナーがありましたよ。


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セミナーの講師には、NEC航空宇宙システムの宇宙情報システム事業部に所属する小笠原雅弘シニアエキスパートを迎えましたよ。はやぶさの成功は確かに素晴らしかったものの、開発チームの間では、それ以前に飛ばした火星探査機「のぞみ」の失敗があったからこそ、今回のはやぶさで生じた数々のトラブルを乗り越えられたという認識も強いそうです。「いろいろな失敗から学べたからこそ、はやぶさの地球帰還が実現したんです」という冒頭のメッセージには、深い教訓も含まれているなって感じましたね...


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チームはやぶさが最大の成果に挙げているポイントの1つに、もはや地球からの指令がスムーズには届かない小惑星「イトカワ」で、ほぼ無重力とされる表面からサンプルを採取する「タッチダウン」のプロセスを、はやぶさによる完全なる自己判断で作業を進める自律航法システムの高い完成度がありますよ。イトカワは直径540mほどしかない小惑星なので、地球の10万分の1しか重力がないため、普通に着陸しようとすれば途端に大きな反動で跳ね返ってしまうんですってね。おまけにタッチダウンの予定ポイントに障害物を検知して姿勢を大きく崩したり、そのまま地球との交信が大幅に途絶えたりと、まさに災難続きでも自律的にミッションを進められるシステムの搭載が必須でした。

イトカワのサイズもそうですが、ほとんどの人が実物大模型のはやぶさを見て驚くのは、その小ささのようです。本体サイズは1×1.6×2mに過ぎず、ずいぶんと通常の人工衛星よりも小型とのことですよ。しかしながら、ここに太陽までの往復距離を超える地球から3億km以上も彼方にあるイトカワへと無事にたどり着き、世界で初めて月以外の惑星からサンプルを採取して地球に持ち帰る技術力が結集されているわけです。まさに感動ですよね~


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しかしながら、やっぱり最も多くの人々の感動を最も誘ったのは、はやぶさが何度も何度も致命的なトラブルに見舞われながらもよみがえって帰ってきたことでしょう。チームはやぶさでは、のぞみで火星周回軌道への投入に失敗した過去などを教訓に、壊れても壊れても何とか復旧できるような仕組みを至るところに備える冗長設計の力が大きかったととらえているようですね。また、大幅に地球への帰還が延びてしまったことにより、イオンエンジンを約4万時間も噴射するという世界初の快挙が成し遂げられて、今後の大きな財産になったと語られましたよ。ボクらの身近にある自動車に例えるならば、プリウスなんかよりもはるかに効率が良いリッター100kmという超低燃費で、はやぶさはずっと飛び続けていたんですってね!


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すでに今後のプロジェクトとして、よりパワーアップした「はやぶさ2」にて、有機物や含水鉱物を含む採取サンプルにより、さらに探査価値の高い新たな地球接近型小天体を目指す計画が打ち出されていますが、その先のプランも感動的です。現在、日本は諸事情により原子力電池を搭載する人工衛星を飛ばすことが困難とのことですけど、2020年代にはソーラーセイルという帆を広げ、はやぶさで最も世界でもノウハウをつかんだイオンエンジンとのハイブリッド推進を採用して、これまでは不可能とも考えられていた原子力電池を使わずに木星を目指すプロジェクトが進められますよ。

すでにこのソーラーセイルは、打ち上げ済みのイカロスで金星に向かって飛びながらのテスト段階に入っていますが、木星を目指す時には帆の面積を10倍に広げ、わずか地球から数年で木星に到達してしまう大航海ならぬ高速飛行を実現するんだそうです。まだまだ感動の宇宙の旅が続いていきそうですよね。

はやぶさへの想いはいまも飛び続けています。未来へも続く一筋の道となって...

今回の科学技術セミナーの結びに流れたメッセージが、なんとも印象的でした。NECでは「はやぶさ、7年間の旅」と題する特設サイトを公開中です。「NEC はやぶさ」で検索をかけるだけでたどり着けますよ。あと、はやぶさカプセルの各地での公開を見逃しちゃった人には、来週から大阪で無料公開イベントが開催されます。再び小笠原雅弘シニアエキスパートもメンバーに入って、トークショーなんかも目白押しですよ~


[国際フロンティア産業メッセ]

(湯木進悟)
 

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