かき氷ロボ参上! ピンポイントでシロップまでかけるハイスキルを披露...[国際フロンティア産業メッセ]

かき氷ロボ参上! ピンポイントでシロップまでかけるハイスキルを披露...[国際フロンティア産業メッセ] 1

綿菓子だって作りますよ!

昨年は寿司職人もビックリな腕前を見せるモバイル寿司ロボット「天-TEN」が会場内を沸かせていましたが、神戸国際展示場で開催された今年の「国際フロンティア産業メッセ2010」には、高丸工業が産業ロボットベースに開発した「かき氷ロボ」が大好評でしたね。

なんかあまりにも繊細かつ高速な動きをするので、誤ってロボットの邪魔をしてしまわないようにと保護柵が立てられていましたけど、本当に見事なピンポイント動作が特徴的でした。かき氷ロボの秘密に、ちょっぴりですが迫ってみましたよ~

 

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兵庫県尼崎市に本社がある高丸工業は、実は国内外の数多くのロボットメーカーのシステム開発などを手がけるうちに、それぞれ別個のシステムではなく、互換性を持つ統一された共通の制御言語を確保した操作環境を組み上げてしまったプロ集団で、こんなロボットが欲しいという要望を受けて、最も適したロボットシステムの設計・製作・設置・メンテナンスまでを総合的にこなすコンサルタントグループとして高い評価を受けているみたいです。

たとえば、上のロボットシステムは、鋼板にナットを自動ではめ込む「ピアスガン」ですが、ティーチングによって、いろんなロボットの手先に装着し、微妙な取り付け位置の調整にも対応しながら各現場で活躍中なんだとか。他にも簡単にはできないアルミ溶接を短時間でこなす「ジェットトーチ」や人間と同じ5本指を持つロボットアームなどなど、多彩な開発プロジェクトが発表されていましたよ。

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ピンポイントで作業内容をロボットに教え込んでいくティーチングが最大のカギを握り、ここにかなりの時間がかかるそうですけど、いざインプットが完了すれば、それはもう見事なまでの細やかな動きをスムーズに見せてくれます。かき氷ロボは、その同社技術レベルの高さを一般の人々にも理解しやすくアピールする目的で開発されたそうですが、カップを持って、ガリガリと氷をかいてはテーブルへとサーブし、そのままスプーンまで持ち上げてシロップを氷の上にかけていく身のこなし方が、なんとも圧巻でしたね!

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こちらがかき氷ロボのコントローラーです。ほぼ全自動で次々とかき氷を作っては出ししていきますが、タッチ操作で速度をアップさせたり、機を見て作るのを途中で一時停止したりといった細かな指示が出せちゃいますよ。

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同社の地元の尼崎では、すでにかき氷ロボは子どもたちにも大人気なんだそうで、さまざまなイベントに顔を出しては大盤振る舞いしてるみたいですね。ちなみに、いまは暑い夏だからかき氷になってますけど、同社が得意とするティーチング次第で、かき氷ロボを綿菓子ロボに変身させて、異なるシチュエーションごとのリクエストに合わせたスイーツ作りの自動化だって可能なんだそうです。次はたこ焼きでも作ってもらおうかな~

あくまでもかき氷ロボはイベントでのエンターテイナーの役割ですが、実際には溶接やプレス加工などの現場で産業用ロボットとして活躍するシステムが日々フル稼働し、いわゆる3Kと呼ばれる「きつい」「汚い」「危険」な作業は、すべてロボットが黙々とこなす時代も間近に迫ってきているそうです。そういう意味で、日本のロボット大国ぶりはスゴいんですってね!

[国際フロンティア産業メッセ]

(湯木進悟)