バイオ技術で人間も光合成!? 心停止から時間のたった臓器の移植を可能にする新技術

バイオ技術で人間も光合成!? 心停止から時間のたった臓器の移植を可能にする新技術 1

大塚製薬山岡一平研究員らのチームは、クロレラ光合成を利用し、心停止から時間の経過したラットの膵臓(すいぞう)内の酸素・二酸化炭素濃度を改善し、機能まで回復させることに成功しました。

世界で初めて動物と植物の間で酸素と二酸化炭素のやり取りを実現させた成果で、心停止後の臓器を移植する道が開かれる可能性がある。

とのことです。

チームは、呼吸不全状態にしたラットの腹膜上に酸素が溶け込みやすい液体とクロレラを入れてLED(発光ダイオード)を照射。低かった血液中の酸素濃度が、光合成を行ったクロレラからの酸素によって高まる一方で、高濃度だった二酸化濃度はクロレラに取り込まれ、元通りに近づいた。

 また、心停止から3時間放置したラットの膵臓を摘出。同様の仕組みの液体に30分間膵臓を入れ、別の糖尿病のラットに移植した。その結果、移植された全6匹の血糖値が改善し、膵臓が機能していることが分かった。移植で使われる臓器保存液に入れた膵臓は、6匹中1匹しか血糖値が改善しなかった。

ということで、クロレラの光合成を利用することで、膵臓の細胞を呼吸させることが出来たわけです。

凄いですよね。なるほどと感心してしまいました。

この技術を人間にも応用するためには安全性などを調べる必要がありますが

同社特別顧問の小林英司・自治医大客員教授は「呼吸不全に陥った患者の治療や、心停止後の臓器提供の機会を増やすのに役立つのではないか。心停止からの時間が延びれば、家族が別れを告げる時間も十分確保できる」と話す。

とのことですから、実用化される事に期待です。

[毎日jp]

(鉄太郎)