数km届く! スーパーWiFiのすべて

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随分強そうです。

FCCが新世代のWiFi技術、スーパーWiFiを発表しました。いいぞ、ヒューヒュー! ところでスーパーWiFiってなに?

 

スーパーWiFiは WiFiの一種

スーパーWiFiは、仮面ライダーに例えるとライダーマンみたいな感じ? 改造手術を受けた純粋な仮面ライダーではなく、アタッチメントで強力になったWiFi。スーパーWiFiは WiFiと同じデータ通信方式をベースにパワフルにしたものです。

でも新スペクトラム採用

Johnが以前語っていますが、 従来のWiFiは 2.4GHzまたは 5GHzの周波数帯を使うものでした。今回、WiFiの25年の歴史ではじめて新しい周波数帯、50MHz700MHzの間を使うようですよ。

あれ、TV放送とぶつかってない?

TV放送がデジタルに移行するし、GoogleがGoogle TVで頑張っているからこの部分の電波が空くのは時間の問題。いわゆる隙間(ホワイトスペース)の有効活用です。

今までのWiFiと比較にならないくらい強力

WiFiの電波が数メートルの範囲しか届かなかったのに対し、スーパーWiFiは数kmの範囲まで届くんですって。こりゃすごい。なんでも搬送波がメガヘルツにダウンしたのが効いているとか。でも障害物に弱いのは従来通りで、実効ダウンロードスピードも15Mbpsから20Mbpsと言われています。

でも干渉は避けてね

時は2008年、ホワイトスペースの計画が認められましたがTV放送との干渉が問題となりました。この問題を回避するためホワイトスペースを使う機器はTV信号の地図データベースをもち、干渉を避けることが求めらています。

とにかく電波到達範囲が広い

スーパーWiFiの利点は明らか。例えばGoogleでは、すでにオハイオの病院で受信機を設置して超速ブロードバンドをテストしています。ノースカロライナ州、Wilmingtonではホワイトスペースを使ってリアルタイムの交通情報や防犯カメラの映像を流しています。つまり、このWiFiは長距離届くので基地局から数ブロック離れたところでもWiFiで通信できる可能性を秘めているのです。

でも、すぐじゃなさそう

多少推測を交えながら、ホワイトスペースを使った通信についてまとめてみましたが、来年のCESでは実機が登場しそうですよ。そして1~2年後には量産機が発売されるのではないでしょうか。しかし最初のスーパーWiFiプロジェクトは医療関係、地域、広範囲でのものに限定されそう。いつになったら私たちの手の届く存在になって、いつでもどこでもWiFiが使えるようになるんでしょうね。どちらかというと発明家企業家の決断にかかっています。

FCC (pdf)、イラスト:Sam Spratt

Brian Barrett(原文/野間恒毅)

 

※ご指摘ありがとうございます、記事修正しました。