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【速報】Mac OS X 10.7 Lion新機能速攻まとめ!(動画あり)

2010.10.21 04:07 [6] [0]

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これが、Mac OS X 10.7 Lion。

予想通り、アップルのOSはiPadと同じ方向に向かってますねー。先ほど発表になった主な機能をビジュアルチェック&分析してみましょう!

Mac OS X LionのUIパラダイム、それは昔ながらのモーダルコンピュータを今に甦らせたものです。そこにiOSで成功した機能(アプリ自動インストール機能を備えたApp Store、ローンチパッドを進化させたスプリングボードなど)を投入し、さらにモーダルなUIの問題点を解決する「Mission Control」なんかの新しいUIエレメントが加わっているのが特徴です。


フルスクリーンモード&モーダルコンピューティング

個人的に新OSで最も重要なのが、このフルスクリーンモード。アプリはすべてフルスクリーン表示できます。ウィンドウ表示が(まだ)消えるってわけじゃないですが、完全なるモーダルコンピューティングに向かう大きな一歩ですね。iLife'11のUIを見てもその方向性が色濃く現れています。

iLife'11では、ある機能をいじるとき全画面表示になるのみならず、コンテキストに合わせてテキストスタイルを変えるインラインパレットなども装備。これはパレットがフロートするのを避けるため考案されたエレメントですね。もちろんこうした新しいインターフェイスのエレメントも、Mac OS X Lionのアプリ開発ツールには含まれていると見るのが妥当でしょう。

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このUIのアプローチだと、パソコンの利用も格段にシンプルになります。窓を何個も開いてゴチャゴチャすることもないし。最近、一般消費者にもパワーユーザーにもブラウザのタブが好評なのも、同じ理由ですよね、あれも言うなれば「モーダル」ウェブですから。iPhone(とその類似製品)、iPod touch、iPad利用者の95%が気に入ってるとされるユーザーエクスペリエンスにまた近づく、というわけです。今よりコンピュター操作がパワフルでなくなるというんじゃなく、逆にタスクはもっと効率良くこなせるようになると思いますよ。


プロの間では既に使われている
実際、Final Cut Proのようなハイエンドのプロ仕様のアプリでも同じ動作が確認できるはずです。ある特定のタスクをこなそうとすると、ソフトウェアが全画面表示になって、別窓が浮いたりしないんですね。こうして見てくるとウィンドウっていうのはそのうち完全に駆逐されちゃうのかな、Photoshopみたいなアプリまで。

モーダルコンピューティングにも問題はあります。 といっても前からある問題ですが。やはり素早く、混乱抜きでタスク切り替えできる効率的手法を用意できないとダメなんですね。その点、今日のデモではアップルがエレガントな手法に辿り着いたという印象を受けましたですよ。つまりモーダルのアプリならびに複数ウィンドウ開いて使うアプリの両方を管理できる「Mission Control」に、タッチジェスチャーを合体させる、という手法ですね。

長所:  コンピューティングエクスペリエンスをシンプルにし、ユーザーが集中している作業中のタスクを中心に据え、その周りをシンプルな操作で固めることができる。複数の窓を開いて生まれるゴチャゴチャも減らせる。完全なるタッチコンピューティングへの道を拓く。
短所: 特に思いつかないです。アップルは、フルスクリーンコンピューティングで生じそうな問題は回避する手立てもちゃんと打ってるようですし。
   

Mission Control

「Mission Control」は宇宙管制センターの意...ですが、早い話、今のExposeが新しくなったものですね。Dock、Dashboard、開いている全アプリのビュー(ウィンドウとフルスクリーンの両方)が一括で表示できます。

この新しいセットアップで大事なのは、ユーザーが3つのタイプのアプリ(ウィジェット、マルチウィンドウのアプリ、フルスクリーンのアプリ)を同時に管理するってところですよね。まあ、今はそうでも、そのうちフルスクリーン・モデルに移行するアプリが増える(それ専用の業域が生まれる)につれ、Mission Controlもさらにシンプルになり、元のExposeのルーツに回帰するんじゃないでしょうか。

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長所: 複数の窓、複数のアプリ種別が混在するシステムをすっきり管理する優れたソリューションに思えます。
短所: 使いこなせないユーザーもいそうです(あいにくExposeはパワーユーザー専用ツールと見なされているので)。 その辺はアップルもExpose/Mission Controlのことをもっと噛み砕いてユーザーに説明し、デフォルトでオンにする必要がありそう。

Launchpad


Launchpad、これも使い方はiPadそのまんま!  コンピュータにインストールしたアプリケーションを全部表示してくれます。で、アプリの管理はApp Storeで行います。また、ジェスチャー入力で複数のページをナビして回れますよ。

Launchpadはもはや説明不要ですよね。こんなにシンプル(差し替えました、thnx!)。

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これはフォルダ開いたとこ。

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このアプローチの長所は沢山思いつきますね。複雑なファイルシステムを管理するようデザインされたシステムではなく、これも先のモーダルコンピューティング同様、タスクそのものを軸に据え周辺のコンピューティングエクスペリエンスに注力しているところが大きなポイントですね。ただしこれで新たな疑問が。-FinderはMac OS Xから消えちゃうんでしょうか? ファイルはファイル専用ダイアログボックスに追いやられちゃうの?

今の段階ではそれは無謀ですよね。 だからこそ、ご覧のようにドックにFinderのアイコンも出ているんじゃないかと。一番考えられるのは、まだしばらくはFinderは残る、だけどいずれは消え、ファイル管理はすべてデータベースに移行し、画像・楽曲・テキスト・PDF文書などなんでもアプリに取り込んで情報共有できる世界になる、というシナリオ。ユニバーサルな情報のスープですね、Newtonで使ったみたいな。実際、Spotlightの動作が今よりほんのちょっと速く、ほんのちょっとベターなら、フォルダーなんて全廃しても問題ないんですよね。みなさんはどうか分からないけど、僕は毎月ファイル山ほど作ってるし、それを整理する暇もないので...。



長所: シンプルになるところ。タスク完了に必要なツールが常に手の中にある。

短所: アプリはカテゴリ、サブカテゴリ、サブサブカテゴリ...に分けて整理しなきゃ気が済まない-そんな強迫性障害(OCD)のパワーユーザーはツリー状にフォルダが作れる世界が恋しくなるかも...。

Mac App Store

ご覧の通り。90日以内に来ますよ、全Macに! アプリ申請開始は11月というお話でした。iOS App Storeと使い方は全く一緒です。メインのナビゲーションバーも同じなら、管理の仕方も同じ...つまり管理するまでもなく、ストアでアプリを購入すると、お手持ちのMacがそのアプリを自動的にLaunchPadの中にインストールしてくれるんです。さらに嬉しいのが、全アプリの全アップデートが中央にまとまっていること。これもiOSのApp Storeそっくりです。

パワーユーザーから見たら馬鹿みたいでも、普通のパソコンユーザーから見るとアプリのインストールって悪夢なんですよね...いくらMacはドラッグ&ドロップでできるって言っても。ディスクイメージをWebからダウンロードして永久に開きっ放しにしたりイジェクトしてしまう人もいるし、アプリのコピーをダウンロードフォルダに山と抱え込んでる人も。その両方をやった暁には目も当てられませんもんね。このMac App Storeなら普通の消費者(今やそれが多数派なんだとか。ティム・クックCOOが市場の成長を語る中で言ってました)も簡単に使いこなせるし、デベロッパーさんにとっても、もっと効率良くアプリが販売できるストアフロントになるんでは...ま、販売をお願いするアップルには売上げの3割を収めなきゃならないわけですけどね。

ちょっと分からない点はいろいろありますね。デベロッパーは全員このMac App Storeの門をくぐらなきゃいけなくなるのか? もしそうなら、アドビのリアクションが早く見たいところです。 もしアップルにそのつもりがないなら、この新しいApp Storeはアップルが(たぶん)思い描いてるような成功にはならないと思いますよ。

Macで売るアプリ販売窓口がMac App Storeだけになるとして(Launchpadがストアとつながってるってことはおそらくそうなるような...)、アップルが問題と見なすアダルト系やTorrentクライアントなんかのアプリは検閲されちゃうんでしょうかね?



長所: アプリをインストールして最新の状態にアップデートする最も簡単な方法。デベロッパーにとっても好ましいストアフロントになる。

短所: 全デベロッパーに義務づけられると...Macプラットフォームと検閲の手綱が今以上に厳しくなりそう。 アップルには取り分が残る。それで噛み付くデベロッパーもいるでしょうね。まあ、それを言ったらiOSでいろいろ良い思いはしてるわけですけどね。


これが未来

悲鳴をあげて頭を抱えてるパワーユーザーも沢山いそうですけど、これはベストな方向性じゃないでしょうかね。今みんな使ってる複雑なコンピュータは、シンプルなコンピュータに置き換えられてゆく。ユーザーの仕事を速くし、目標にフォーカスできるようデザインされたタスク主導型コンピュータ。

コンピュータはコンピュータサイエンスの専門家のツールであってはならない。コンピュータは実用的道具であり、職場・スタジオの人たちの喜びの源でなくてはならないんですね。それに合わせて年々複雑になるファイル構造やウィンドウに分かれたUIも新しいものに変わっていかなくては。

今日見たのは一端であって、完成形でもないし、完璧でもない。でもこれが正しい方向に向かう一歩かと。サルバドール・ダリの言葉を借りると、よりシンプルなマシンの未来、ですね。 というわけでMac OS X Lion、今から待ちきれません。


Jesus Diaz(原文/satomi)
 

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