月にかかった虹の美麗写真

月にかかった虹の美麗写真 1

この写真、見事な月の虹を写したものなんです!

でも月って雨は降らないし空気がないですよね。こんなことってあり得るのかな?

この写真、アメリカの無人衛星ルナー・リコネサンス・オービターに搭載されたカメラが撮ったものなんですが、3つの異なる波長を捉えるために689nmの赤色フィルター、643nmの緑色フィルター、604nmの青色フィルターを使用したそうです。一枚の写真を作り上げるのに3つの連続した写真を撮り、あとはコンピューターで合成しました。

太陽が月の表面の真上にある時、突然表面の光が強くなる「opposition surge」と呼ばれる現象が起こります。この時、月と太陽の間にある衛星が光を遮るのを合図に自動的にフィルターをかけ、それぞれ異なる波長を時間差で連続撮影します。そうして撮った写真を最終的に合成していくと、光の移動がまるで虹のように色の連続した写真ができあがるわけです。

LROC(衛星のカメラ)のブログでBrett Denevi氏は次のように語っています。

「写真は光が異なる波長でどのように微粒子の表面に当たるかといった研究において、膨大な新しいデータを提供してくれるでしょう。このデータはおそらく月や他の太陽系の反射率やスペクトルについての難解な研究の解決の糸口になると思います」

月の表面にまっすぐにかかった一本の虹。とても幻想的ですよね。

[LROC]

Jesus Diaz(原文/あんね)