東大宇宙線研究所、ダークマターを検出するための装置を来春ついに稼働!

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ダークマター暗黒物質)を直接探索することを目的とした暗黒物質検出装置XMASS」(エックスマス)が、東京大学宇宙線研究所神岡宇宙素粒子研究施設で公開されました。来春には本格稼働の予定です。既存のダークマター探索実験よりも100倍感度が良く、ダークマターを発見できる可能性が非常に高いそうです。

ダークマターとは、光学的に観測することが出来ないのに質量はある、ややこしい未知の物質。既知の物質の5~6倍の量で宇宙に満ちていると考えられています。XMASSはその見えないダークマターを「直接」捉えることを目指すのです。

液体キセノンが詰まった検出器に...

 

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ダークマターがホイホイとやってくると...キセノン原子核とぶつかって発光します。

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そしてその光を、多数の光電子増倍管で捕らえます。(光電子増倍管カッコいいッ!!)

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とてもエネルギーの小さいダークマターからの信号を検出するためには、ダークマター以外からの放射線をいかに落としエネルギーしきい値を下げれるかがポイントとなります。XMASS実験では、この実験に特化した「極低放射能光電子増倍管」を浜松ホトニクスと共同で開発しました。

検出器全体はこんな構造です。

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これが、あの有名なニュートリノ検出装置「スーパーカミオカンデ」と同じ神岡鉱山の地下1000mに建設されてたのです。「宇宙」とか「暗黒物質」とか「ニュートリノ」とか「地下1000m」とか、聞くだけでゾクゾクワクワク感がありますよ僕は。

毎日.jpによると鈴木洋一郎施設長は

「世界で最初に暗黒物質を見つけたい」

と、おっしゃっているそう。

見えないモノを見ようとする研究者の皆さん、カッコ良すぎです!!

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もし本当にダークマターを直接観測できたらノーベル賞もの。きっとこの人達が...やってくれます!!期待しちゃいますね。

[暗黒物質:検出装置「XMASS」公開...東大宇宙線研究所 :毎日jp

XMASS実験]

(鉄太郎)