ウイルスの陰謀の作り話で客から最高2000万ドル巻き上げた修理屋

ウイルスの陰謀の作り話で客から最高2000万ドル巻き上げた修理屋 1

オプス・デイ...ポーランド人神父...殺人予告...って、ダン・ブラウンの小説じゃないんだから!

2004年8月、NY州Katonahに住むピアニスト兼作曲家のロジャー・デビッドソンさん(58)=写真=はパソコンがウィルスに感染し、近くのコンピュータ修理店「Datalink Computer Products」に持っていきました。氏は宗教音楽の非営利団体創設者兼プレジデント。作曲して保存した曲が壊れたら大変...と心配になったんですね。

すると、Vickram Bedi店長(36)は不安を鎮めるどころか、煽る煽る。そのウィルスの破壊力はすさまじく、店のマシンもぶっ壊れた。それだけじゃない。こりゃ世界を股にかけた陰謀の一環だ。「あんた、いのち狙われてるぜ」と脅したのです。

捜査当局によると、その陰謀とはホンジュラスの人里離れた村にある謎のハードドライブと、オプス・デイと繋がりのあるポーランド人神父による米国政府侵入工作に関わるものらしい。

なんかウィルスのソースがホンジュラスの村のハードドライブに見つかって、店長のおじのインド人軍高官が飛んでいって回収した...というんですけど、被害だったのはデビッドソンさんです。この狂った話をすっかり信じ込み、「そのコンピュータショップにデータ修復費のみならず護衛費用」まで支払うことに同意。以来6年間、Datalink Computer ProductsおよびVickram Bedi店長、従業員のHelga Invarsdottir(39)に累計600万ドルないしは2000万ドル(4.9億~16.4億円)もの大金を支払ってしまったんですよ。

人を疑うことを知らない金持ちを食い物にした2人は今週ようやく逮捕され、第1級重窃盗罪で起訴されました。デビッドソンさん、これで枕を高くして眠れると良いのですが...。

[NYT via Network World via Net-Security via Slashdot]

Photo via Roger Davidson Music

Rosa Golijan(原文/satomi)