コンピュータ界のBMWを目指せ! スティーブ・ジョブスが1997年に決定したAppleの方針。

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NeXT社時代から、スティーブ・ジョブスと長く仕事をしているクリエイティブ・ディレクターのKen Segallが現在のAppleの成功について、13年前のジョブスの発言を振り返っています。

あれは、1997年のことです。正確にいつ、どこでだったかは思い出せません。ただGoogleで検索しても出てこないので、Apple社内のミーティングか何かでのことだと思います。詳細は色々と忘れてしまっているのですが、ジョブスが言った、この辛辣な言葉は非常に身にしみたので正確に覚えています。

デスクトップの戦いは終わった。我々は敗北した

もちろん、ジョブスはさじを投げてしまったわけではありません。これは、beat Microsoftという当時Apple社の中にあった考え方を払拭するための発言でした。何よりもAppleがしなければいけないことは、もう一度Appleらしくあるべきだということを言おうとしていたのです。

彼はAppleをBMWに例えました。BMWが世界の車市場で占めるシェアは5%以下です。しかしBMWは数あるブランドの中でブランドとして、存在感を示しています。

スティーブのヴィジョンはこうです。量は捨てる。そのかわり質と革新性において圧倒する。

それから13年が経った今、ジョブスの考えが100%正しかったとは言えません。デスクトップの戦いは負けたというのは不適切だからです。デスクトップの戦いはもちろん負けました。Microsoftのシェアは90%です。

しかし、それは本質的な問題ではありません。

確かに、MicrosoftはWindows 7の売り上げで大金を稼ぎました。しかし、ミュージックプレイヤー、スマートフォン、タブレットの市場では2位に甘んじているのです。消費者が求めるテクノロジーの変化がビジネスの様相を大きく変えています。

今では、誰かが「Appleはデスクトップの戦いに負けた」と言うのを聞いたら奇妙に感じるでしょう。もちろんスティーブ自身さえも

量は捨てる。そのかわり質と革新性において圧倒する

このコンセプトが現在のAppleを作ったのですね!

Ken Segall (原文/mio)