ローランドDGの機材であなたの愛車も痛車に

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こちらはカッティングプリンタのVSシリーズ。8色インクメタリックカラーまで使えます。

職人の手によるエアーブラシでE.YAZAWAや浜崎あゆみのグラフィックを描いているバニングに対し、現在の痛車は手軽に、しかもロープライスで楽しめるカッティングシートでのデザインが中心のようです。

つまり日本独自の文化として根付きつつある痛車の裾野が広がった背景には、カッティングマシンカッティングプリンタの存在があるのでは。そこで個人用から業務用まで、さまざまなマシンを開発しているローランドDGにお邪魔してきました。

最初にご紹介してもらったのは、CMYKLcLmメタリックシルバーホワイトの8色インクが使えるカッティングプリンタ「VS-540」。カッティングシートの上にメタリックなトーンまでもプリントした上で切り取れます。ウィンドウディスプレイからデコiPadまで作れちゃうモデルです。

 

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そしてコチラが同じくカッティングプリンタの「LEC-330」。グロス仕上げ、マット仕上げ、厚盛りといったエフェクトが可能で、皮革、フィルム、プラスチックなどにもダイレクトにプリント可能。またサフェーサー地とでもいいましょうか。白インクで土台を作れるから、濃い素材&透明素材にも色鮮やかな印刷ができます。

参考までに、痛車ではありませんがこんな品が作れるという見本をどうぞ。

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いずれのモデルも新車が買えるほどのお値段なので、個人で買うのはほぼ不可能...。なので、図柄をプリントしたカッティングシートが使いたい方は、これらのモデルを運用しているカーラッピング業者さんに頼むと良いでしょう。

というわけで本命のコンシューマー用カッティングマシン。STIKAの登場です。

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サイズ別に3モデルをラインナップ。末弟の「SV-8」(3万8000円)はA4縦サイズの用紙に対応し幅160mmの範囲のカットが可能で、「SV-12」(6万8000円)はA3縦用紙・幅250mm、「SV-15」(9万8000円)は15インチ幅用紙・幅340mmまで対応します。

お話をうかがった武林さんは自分でも痛車にチャレンジしている方なのですが、「単色のシルエットの図柄ならSTIKAでもバッチリです。付属のソフトを使えば1つの図柄を2枚のシートに切り出せますから、SV-8でも幅320mmのグラフィックが作れますよ。またIllustratorやCorelDRAWでデータを編集すれば、さらに多くのシートにまたがった大サイズのものも作れます」とのこと。

シルエットのデータって作るの面倒そうですよね?の質問には「大丈夫です。これも付属のソフトを使えば、画像の輪郭を自動的に抽出してくれますから」と答えてくれました。

難しいのは実際に貼るときで、「ボディに霧吹きで水を吹いてから貼れば位置合わせがしやすいのですが、どうしても水分が残ってしまうために耐久性がさがります。またドアモールやインテークなど、凹凸がある部分はドライヤーで暖めて、伸ばしながら貼っていかないときれいな仕上がりにはなりません」。経験則が生きるテクニックの部分、というわけですね。短期間だけ楽しむなら水張りもよさそうですけど、長く1つのデザインを飾っておきたい方は注意してくださいね。

Let's STIKA[ローランドDG]

(武者良太)