新しい「MacBook Air」はメインマシンに使えますか? 大胆に「MacBook Pro」やWindowsマシンとも比較しちゃいました!

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あの「MacBook Pro」さえも唸らせる!

新たに大きく生まれ変わった「MacBook Air」のパフォーマンスが、早くも各地のユーザーから絶賛の好評価を受けてもいるみたいですけど、そうなると気になってくるのは、これがネットブックと呼ぶにはもったいなすぎる出来栄えであることは確かのようですが、いざ本当にバリバリと日々のメインマシンとして活用するに耐え得る仕上がり具合なのかってポイントのチェックになっていきますよね~

こればっかりは、単に丸裸に徹底分解するだけでは見えてこないものもありますから、いろいろと出そろってきたベンチマーク結果などを比較しつつ、実際の使用感に思いを馳せてみることにいたしましょう。やはり軽さにこだわりまくり、驚きの鋭い薄さのボディーに完成させてきたMacBook Airですから、当然ながらパフォーマンス的には苦しい部分だってありますけど、それでも意外な大健闘を見せてボクらを魅了してくれてますよ。

これを読んだら、もしかすると一気に迷いも吹っ飛んで購入に走っちゃうのかもしれませんが、ではでは、果たして同じような価格あるいはグッと安くでもゲットできちゃうWindows陣営のノートPCと比較しちゃったらどうなるんでしょう? いざバッサリとMacBook Airの真相に迫ってみることにしましょう...

 

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まずは「Speedmark 6.5」ベンチマークテストの結果から注目してみることにいたしましょう。上から4つ太字で並んでいるのが、今回期待のMacBook Airの順番に11インチ64GBモデル、128GBモデル、13インチ64GBモデル、128GBモデルですが、驚くべきなのは、昨年リリースされた旧モデルのMacBook Airを、いずれもググンと大きく上回るスコアーが叩き出されている事実ですよね! とりわけ新しい13インチモデルを購入すれば、ほぼ旧モデルの倍速パフォーマンスを体感できちゃいそうですよ。

さらにまたスゴいのは、たとえば、新たな13インチのMacBook Airは1.86GHzの「Core 2 Duo」プロセッサーを搭載しているのに対して、同じ13インチながら2.4GHzと高速のCore 2 Duoプロセッサーを搭載した今年発売のMacBook Proと比較しても、それを上回るパフォーマンススコアーを記録している点です。さすがに「Core i5」プロセッサーを採用している15インチモデルのMacBook Proにはかないませんけど、それでもかなりMacBook Airの健闘ぶりが目立つ結果になってもいるのではないでしょうかね。

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もう少し各種タスクごとのパフォーマンス比較を詳しくチェックしていくことにいたしましょう。とにかく新MacBook Airの性能アップは、SSDのフラッシュドライブをストレージとして採用したことによるものも大きいみたいですよ。たとえば、いずれの4モデルとも、新MacBook Airで1GBのファイルをコピーするのに要した時間はわずかに13秒だったのに対し、4200rpmのHDDを搭載した旧モデルのMacBook Airは同じタスク処理に5倍を超える69秒間もかかってしまいました。同じ13インチモデル同士の比較ですと、2GBの容量のフォルダーを圧縮するのに要する時間が、新モデルは旧モデルよりも21%高速との結果になりましたよ。SSDを搭載した旧モデルとも大きく差がついちゃっていますね。2GBのZIPファイルの解凍処理でも、新モデルのほうが断然速いことが一目瞭然だったみたいですよ~

ではでは、もうちょっと複雑な処理が関係する各種タスクでも比較していきましょう。「iTunes 10」上でAACファイルをMP3ファイルにエンコードするタスク、動画のアーカイブから「iMovie '09」にインポートするタスク、iPhone向けにiMovie '09からiTunes 10へとエクスポートするタスク、「Call of Duty 4」のフレームレートを計測、「iPhoto '09」へと200枚のJPEGファイル画像をインポートするタスク、「Photoshop CS5」でのベンチマークスコア計測などなどを実行してみましたが、いずれも11インチの新モデルでさえも旧モデルを上回るパフォーマンスが確認されていますよ。13インチモデル同士だと、こちらも新旧で差は歴然としていますね! 旧モデルのほうがプロセッサーのクロック数では上なのに、やっぱり新モデルには勝てない現実が如実に示されていましたよ...

では、どうせ新しくなったMacBook Airを購入するならば、どのモデルがよいのかの参考に、今度は新4モデルの比較データにも目を向けてみることにいたしましょう。やはり11インチモデルには1.4GHzのCore 2 Duoプロセッサーが、13インチモデルにはより高速な1.86GHzのCore 2 Duoプロセッサーが搭載されているとだけあって、全体的なパフォーマンスでは、13インチモデルが11インチモデルを総合すると約27%上回っていましたよ。ファイルコピーなどの一部のタスクを除いて、大体のタスクで目に見える差がつく結果になっていましたね。

さて、それでは今度は気になるMacBook Proとの比較なんですけど、ここからは11インチモデルの新MacBook Airのことは忘れてくださいね。やっぱりさすがに上位機種に位置づけられるMacBook Proとの比較には無理がありますから...。ただし、13インチの新MacBook AirとMacBook Proの対決には驚かされる結末が待っていましたよ。たとえば、MacBook AirがMacBook Proのスコアーを上回ってしまった分野といたしましては、1GBのファイルをコピーするタスク、2GBのZIPファイルを解凍するタスク、Call of Duty 4でのフレームレートを計測などなどが紹介されています。

一方、さすがに2.4GHzのCore i5プロセッサーを搭載した15インチのMacBook Proとの比較にまでなってしまいますと、こちらはまだまだMacBook Airなんて敵でもなんでもないかなって感じでして、抜群のハイパフォーマンスの開きが見られるケースがほとんどでしたね。フラッシュストレージ対HDDという意味の対決では、SSD搭載で最適化が図られた新MacBook Airに分があることもありましたけど、全体的に見るならば、15インチのMacBook Proは11インチモデルの新MacBook Airを55%上回るパフォーマンス、13インチモデルの新MacBook Airを22%上回るパフォーマンスを記録していますよ。とりわけCore i5プロセッサーの「HyperThreading」テクノロジーが威力を発揮する「CineBench」や「Handbrake」といった比較ポイントでは、15インチモデルのMacBook Proが新MacBook Airを格段に上回るハイスコアーで退けちゃっていますね!

それで、ざっくりと結論を述べるとするならば、明らかに新モデルのMacBook Airは旧モデルと比較するならばパフォーマンスの改善が断トツで、大きく買いであることは間違いないのではないでしょうか。特に13インチモデルだと、メインマシンとして利用できる可能性まで広がってきます。SSDの強みが十分に活かされており、ライトなタスク処理ならば、場合によってはMacBook Proにだって太刀打ちできそうな仕上がりですけど、動画のエンコーディングを始めとするヘビーな作業をバリバリとこなすとなると、ちょっと考えたほうがいいのかもしれませんね...

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ところで、世の中にはMacに比べると格段に豊富なラインナップでWindowsマシンがタンと出回っているわけでして、そういう意味では、いろんな「Windows 7」を搭載するノートPCと比較して、この新しいMacBook Airはどうなのよって疑問だって出てきますよね。ちょっと最後に、この観点からも検証しておきましょう。

まぁ、何を持って各モデルの良し悪しをつけるかなんて、これだけ選択肢がある以上は、すべてユーザー独自の好みで選べばいいって話でもあるんでしょうけど、同じ価格帯以下でも出回るWindowsマシンとの比較データは、特に11インチモデルのMacBook Airにとっては厳しすぎるのかもしれませんよ。

だって、敢えて大胆に挙げ連ねていくならば、USBポートは2個しか装備されていないわ、SDカードスロットや他のマルチメディアカードリーダーなんかはないわ、有線LANに接続できるイーサネットポートは用意されていないわ、世にはWindowsなら500GBのHDD搭載モデルが余裕で出回る中で最高でも128GBの容量のSSDしか選択できないわ、バッテリー駆動時間が延びたとは言っても他のWindowsマシンには大容量の8時間以上は駆動するバッテリー搭載モデルだって数多くあるわ...といった具合で、この無い無い尽くめの比較ポイントだと、一体どこまでMacBook Airが買いなのかは微妙だ...との容赦ない指摘まで飛び出しちゃってきてますからね。そもそもこういう比較はどうなのよって問題でもあるのかもしれませんけどね~

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一方、な~にをナンセンスなWindowsのノートPCとの比較論だなんてブチ上げてるんだかって思っちゃった皆さまは、かなりMacBook Airの愛好ユーザーになれる可能性が高いのかもしれませんよね。

良いとこ尽くめで挙げ連ねていくならば、まず新しいMacBook Airには「iPhone 4」と比較しても驚かされる薄くて軽いデザインがあり、それなのにフルサイズのキーボードがついていて、ディスプレイ画面は見やすく、グラフィックスチップの性能もなかなかで、SSDドライブの高速起動とハイパフォーマンスを堪能でき、おまけに熱暴走の心配もなく、それにそれに「FaceTime」のビデオ通話にだって標準対応してるわ、新しくオープンする「Mac App Store」が楽しめるわ、最初から「iLife '11」が入ってるわと、こういうポイントに限りなく魅力を覚えるならば、今回の新モデルのMacBook Airの魅力とパフォーマンスは、絶対にイチ押しの購入モデルであることを示していそうですからね!

さらなる詳しい各種のベンチマークデータや、Windowsの競合モデルとの比較分析論の詳細は、どうぞ下のリンク記事(英語)からもご確認くださいませ。なんかかえって迷わせちゃったかな...

MacWorldPCMag

Kyle VanHemert(米版/湯木進悟)