考古学の視点から。大昔に比べて世界は圧倒的に狭くなった

考古学の視点から。大昔に比べて世界は圧倒的に狭くなった 1

南アフリカのブロンボス洞窟

ここは人類最古の装飾品が見つかった地として知られています。他で見つかるものが2、3万年前のものであるのに対して、ここのものは7万5000年前のものだとか。

そして今回、新たに素晴らしい発明の証拠が見つかったそうです。それは押圧剥離という石器を作る技術で、石材の縁に動物の骨などを当てて少しずつ破片を剥離させることで鋭利な石器を作るというもの。従来は2万年前に発明された手法と考えられていましたが、ブロンボス洞窟では5万5000年ほど前に使われていた証拠が見つかったそうです。

どうしてブロンボス洞窟では他の地域よりも圧倒的に古い装飾品や高度な石器が発掘されるのかという疑問に対しては、ブロンボス洞窟に住んでいた人の子孫が、世界中に散っていくにつれて技術が広まったとする説が有力だとか。

今だったら、どこかで発明されたアイディアはあっという間に世界に知れ渡りますが、大昔は伝わるのに3万年以上もかかったんですねぇ。

[Science]

Annalee Newitz(原文/mio)