画期的なレアメタルの回収方法が特許出願中!

画期的なレアメタルの回収方法が特許出願中! 1

微生物って、スゴイですね!

ギズ読者の皆さんが愛用しているガジェットにも必ず入っているレアメタル(希少金属)が微生物の入ったカプセルで効率的に回収できるようになるそうですよ。

これまでも、ギズではレアメタルに関連したケータイやPCのリサイクルに関する実態携帯電話をリサイクルする取り組みを紹介してきました。

今回は、森下仁丹と大阪府立大学の共同開発で画期的なレアメタルの回収方法の特許を出願中とのことなので、どんな方法なのかを紹介します。

微生物を使ったレアメタルの回収方法は、大阪府立大学の小西教授が研究しました。以下の点が従来の回収方法に比べて優れているようです。

・コスト面から回収が難しかった酸化物、硫化物といった低品位固体資源に含まれるレアメタルを効率的に回収できること

・従来のバイオ抽出法に比べて、抽出速度を30倍以上に高めることができること

大阪府立大学の小西教授の回収方法は抽出までは成功していたのですが、分離・回収といったダウンストリーム工程が未確定だったようです。ここの工程をカバーしてくれるのが、森下仁丹の合成高分子樹脂を皮膜とする独自のシームレスカプセルです。

森下仁丹のシームレスカプセルを組み合わせると以下の流れでレアメタルが回収できるようですよ。

1. レアメタルの含まれる廃液などに、微生物入りのカプセルを入れる。

2. 微生物が廃液の中から、レアメタルを取り出してカプセルの中に取り込む。

3. カプセルを焼却して、レアメタルを回収する。

この回収方法が実用化されて、身近にある使用済のレアメタルが効率よく回収できるようになるといいですね!

2008年に物質・材料研究機構が発表した「わが国の都市鉱山は世界有数の資源国に匹敵」は、実態としては正しいのかも知れませんが、実際に使用済のレアメタルが効率よく回収・再利用できるようになって、ようやく都市鉱山の存在を実感できるようになるのかも知れないですね...。

レアメタル回収バイオカプセルの特許を大阪府立大学と共同出願[森下仁丹]

微生物を利用したレアメタル等の環境調和型回収方法[新技術説明会]

わが国の都市鉱山は世界有数の資源国に匹敵[物質・材料研究機構]

Photo by matt512

(KENTA)