2つの超巨大ブラックホールが衝突直前にまで大接近! 「銀河形成史」「重力波」の解明に向け新たな手がかりとなるか? 

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衝突直前の2つのブラックホール、国立天文台らが世界で初めて観測することに成功しました。重さが太陽の8億倍と12億倍もあるこれら2つの超巨大ブラックホールは今もどんどん接近しています。

 2つのブラックホールを地球サイズにして考えると、地球と月の関係に近い距離感なんだとか。そう言われると確かに近いような気もします。

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2つのブラックホールはあと500年で衝突するそうです。宇宙の歴史から考えると500年は衝突直前と言えるとのこと。

今回の成果は、ブラックホールが衝突・合体してさらに大きくなっていくという仮説の有力な証拠になるかもしれません。それは銀河と銀河の衝突が幾度も繰り返し行われ、そしてその最終段階に巨大楕円銀河が誕生すると考えられる「銀河形成史」を強く支持する結果を得ることになるそうです。

そしてさらに、2つのブラックホールはあまりに近すぎるため、空間が歪み、それが波として伝わる「重力波」というものを放出しながら徐々に近づいていると予測されているそうです。「重力波」はアインシュタイン一般相対性理論から導き出される「時空の波」「時空の音」にたとえられる波動現象ですが、今だ直接観測のされていない謎の多い現象です。

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「重力波」は、ブラックホールなど巨大な質量をもつ天体が光速に近い速度で運動するときに強く発生すると考えられています。研究グループは今後、今回観測できた合体直前のブラックホールの振る舞いをより詳細に調べ、最終的にどのようにしてさらなる超巨大なブラックホールが誕生するのか、そしてその過程で放出されていると予測される「重力波」との関係を解き明かすことを目指したいとのことです。

というわけで、銀河の形成とか、時空の歪みとか、重力波だとか僕には何言ってるんだかよくわかりませんが、宇宙おっきい! 

衝突する直前の双子のブラックホールを発見[国立天文台]

ブラックホール、あと500年で衝突か 「超接近」発見[asahi.com(朝日新聞社)]

月の景観[グレゴリウス講座]

Top 10 Weirdest Things in Space[Discovery Channel]

[東大宇宙線研重力波グループ]

重力波 (相対論)[Wikipedia]

(鉄太郎)