バイオ燃料の本命は...藻類になるのかも!?

バイオ燃料の本命は...藻類になるのかも!? 1

筑波大学の渡邉信教授、彼谷邦光特任教授らの研究チームが従来の10倍以上もの油の生産能力を持つ藻類の仲間「オーランチオキトリウム」を沖縄の海で発見したと発表しました。

バイオ燃料と言うと...トウモロコシとか穀物から作られるイメージがありますが、実は以前から藻類から作るバイオ燃料は生産効率の高さから注目されていたようです。

バイオ燃料の本命は...藻類になるのかも!? 2

出典:藻類バイオマスエネルギー 技術の展望

上の表は、1ヘクタールあたりに1年で生産できるバイオ燃料の量(トン)を比較しています。これを見ると、他の植物などと比較しても、藻類がかなり優位に見えるのですが、設備等も含めてコストを算出すると...1リットルあたり800円程度もかかるそうで、これまではコスト面に課題があったそうです。しかし、今回発見された「オーランチオキトリウム」を使うと、1リットル当たり50円程度で生産できる見込みになったそうで、コストの問題も一気に解決できそうです。それにしても、1リットルあたり50円って、安いですよね!

渡邉信教授は「高い潜在力を持った生物が見つかったので、10年先くらいをめどに実用化にこぎ着けたい」と話しているそうなので、しばらく実用化に時間はかかりそうです。近い将来、藻類でガソリンの代替燃料が生成できるようになったら...現在の石油を取り巻く世界が変わってしまうかも知れませんねぇ。

個人的には、この藻類のバイオ燃料をノートPCなどの燃料電池に利用できるようになったら、面白いかなとも思っています。もし、自宅でも藻類のバイオ燃料が生成できるようになれば...藻類のバイオ燃料を水筒のようなものに入れて持ち運んで、継ぎ足しでノートPCが24時間以上動く...みたいな世界を想像しちゃいますね。

油生産効率10倍"藻"発見[NHK]

藻類バイオマスエネルギー 技術の展望[筑波大学]

Photo by jurvetson

(KENTA)