なぜ今年はグリーンランドで極夜が48時間早く明けたの?

なぜ今年はグリーンランドで極夜が48時間早く明けたの? 1

いくらなんでも早過ぎる...

喜ぶ間もなく現地に動揺が広がってます。

母星(太陽)に対する地球の傾きの関係で、グリーンランドでは来る日も来る日も太陽が出ない日が1ヶ月半続き、みんな例年お天道様が再び拝める1月13日を楽しみにしています。が...

今年は何を思ったか予定より48時間早い11日午後1時にじわじわ地平線に光が現れたのです!

市民・科学者の間では「こんなことは史上初めてじゃよ!」、「やっぱり世界は終わるんかい!」とお祝いムードもどっか飛んじゃって、終末論が広まってます。世界的に鳥の大量死蛍光色に染まる川いろんな動物の大量死が続いてる最中ですから、どうしてもそっちに連想がいっちゃいますよね...。

まあしかし。これは地球の傾きが急に変わったとか、地球が軌道から外れたとか、太陽の位置が変わったとかじゃなく、ちゃんと説明がつくみたいですよ。

 「これまでのところ一番明快な解釈」だとウィーン大学天文学研究所のThomas Posch氏が言ってるのは、「地平線の局地的変化」によるという説。

グリーンランドでは氷塊の融解・縮小につれ、地平線も低くなっています。だから太陽光線(地球の傾きの影響で非常に低い角度から入る)も東の氷塊に遮られないまま、影に覆われた地域に直に届く、というわけですね。

この解釈なら昨年の気温上昇(グリーンランドでは平均約3ºCもの上昇が観測された)、氷・積雪の高さが減ってることとも矛盾しませんものね。ま、地球温暖化が想像以上に速く進行しているのは、それはそれで不安だけれど...。

[Daily Mail]

Jesus Diaz(原文/satomi)