独裁政権とFacebookの戦い...いかにして検閲からプライバシーは守られるのか?

独裁政権とFacebookの戦い...いかにして検閲からプライバシーは守られるのか? 1

実は裏では熾烈な合戦が繰り広げられていた...

インターネットを通じて大々的な反政府デモなどの抗議行動が広がり、独裁政権が打倒されたチュニジアでしたけど、一歩間違えば民衆への弾圧強化で終わっていたかもしれないそうですよ。ISPぐるみで国内インターネットユーザーの全パスワードを盗み出す前代未聞の計画が進行していたということですからね!

いまや夫や妻のメールパスワードだって盗み見たら刑事罰に発展する時代ですけど、そんなプライバシーなんてカケラも尊重されない国だってたくさんあります。昨年末からチュニジア政府側は国内の全ISPに指令を出し、国民がFacebookやメールにアカウントパスワードを入力する度にキーロガーで捕捉して、その盗み出したパスワードで勝手にログインしては政権に不都合な全情報を消し去る検閲を展開。被害に遭ったユーザーからFacebookへ苦情が殺到していたみたいですよ。

われわれは政治的な問題には関与しない。しかしながら、これはユーザーを守るために技術的な対抗措置を講じるべき由々しき事態であり、早急にセキュリティー対策チームが出動した。

FacebookのサリバンCSO(最高セキュリティー責任者)は、そんなふうに語り、直ちにチュニジア国内からのアクセスをキーロガー対策が施されたページへ移したり、盗み出されたパスワードだけでは他人が勝手にログインしにくい細工を加えたことを明かしています。このFacebook側の対応がなければ、もしかするとチュニジアの革命は成功しなかったのかもしれませんよ。いまやFacebookのパワーは世界へ波及しつつありますね~

The Atlantic

Rosa Golijan(米版/湯木進悟)