発掘されたのは6000年前のワイン醸造所

発掘されたのは6000年前のワイン醸造所 1

ものすごいスピードで進化し続ける世の中ですが、人類がワイン好きなのは、6000年前も今も変わらないんですね。

先日、6100年前のワインの醸造所が発見されたと発表されました。そこは以前、5500年前の靴が発掘されたアルメニア共和国にある洞窟。...ということは、人類は6000年も前からワインを作って楽しんでいたのです。そう、靴をはく生活を始めるずっと前から!!

ま...それは短絡的すぎですね。でも、すごいですね。そんなに昔からワインが作られていて、6100年もの間人類は魅了されてきたなんて。正確には、イラン北東部7400年前のビンに残っていたワインのかすが発見されているので、ワインを消費していたという証拠は今回よりももっと古いものが残されているのですが、ワインの醸造施設としては、今回発見されたものが最古のものです。今回見つかったワインの醸造所では、発酵させるための大樽、圧搾機、保存用の瓶、土の器、そして動物の角でできたグラスなども発掘されました。そんな大昔にこんなに複雑な醸造プロセスの証拠があったということは、これまで考えられてきたよりも、昔のワイン醸造プロセスは複雑だったのかもしれません。

今回の発掘で、1年に1度の収穫の時期にしか使わない施設を作るのにものすごい時間と労力を使ったことがわかり、昔の人々にとってワインがどんなに大切なものだったのかがわかったと、「ワイン:新石器時代から21世紀まで」の著者であるテキサス・テック大学のステファンKエストレイチャー教授は言います。また、ワインの醸造所が見つかったすぐ近くには、亡くなった人の埋葬用のスペースも見つかっており、当時ワインは儀式的な目的に使われていたと考えられています。子供、女性、年配の男性の骨、そして陶器の入れ物に入った3人の若者の頭蓋骨(1つはまだ脳細胞も残っていました)など、少なくとも8つの遺体が近くで見つかっています。

7000年も昔の人々はどんな思いでワインを作り、賞味していたんでしょうね。ワインを口にするまでの大変さ、またワインに対する思いは昔と今とは違っていたとしても、7千年も前の人々と同じようなものを今も飲み続けていると思うと、不思議な感じがしますね。

[NYT]

Max Read (原文/ yuko)