2011年は低価格&コンパクトなスマートフォンがスマートフォン普及のカギを握るのか?

2011年は低価格&コンパクトなスマートフォンがスマートフォン普及のカギを握るのか? 1

以前、ギズで新規契約の1/3がスマートフォンになってきているというデータを紹介しましたが、残りの2/3は、フィーチャーフォン(いわゆる、普通の携帯電話)が新規契約されている...という2010年でした。

さてさて、2011年のスマートフォンの動向は、どうなっていくのでしょうか。

クロス・マーケティングが昨年12月に発表したスマートフォン・携帯電話の使用状況に関する調査の結果に、2011年のスマートフォンの動向を占う意味でも、興味深いデータが載っていました。

  

フィーチャーフォンをメインに使うユーザー(男性286人、女性297人)がスマートフォンに移行しない(できない)理由のうち、上位5つは以下の通りだそうです。

1位 端末価格が高いから

2位 一般の携帯電話の操作に慣れてしまったから

3位 サイズが大きいから

4位 おサイフケータイやワンセグ、赤外線通信など携帯電話独自の機能がついてないから

5位 メールアドレスを変更しなければならないから

男女の比率に少し偏りがありますが、1位になっている「端末価格が高いから」という理由が50%を占めているようですね。

じゃぁ、低価格なスマートフォンが出れば、皆がスマートフォンを使うようになるんじゃないの? という話になるかのかというと、なかなかそういう訳にもいかないようです。

5位~2位の理由を1つずつ見ていきましょう。

5位 「メールアドレスを変更しなければならないから」

初期のiPhone3Gなどで言われていたことで、もう過去の話になりつつあるかと思います。3キャリア共にフィーチャーフォンで使っていたメールアドレス(MMS)をそのままスマートフォンでも(専用のアプリが必要な場合もありますが...)使えるようになってきています。でも、DocomoやAUの場合は、比較的最近のことなので、まだまだ広く知られていない可能性も高いですね。

4位 「おサイフケータイやワンセグ、赤外線通信など携帯電話独自の機能がついてないから」

これまではスマートフォンの大きな課題と言われてましたが、日本メーカーのAndroid携帯のおかげで改善しつつあります。IS03なんかは、おサイフケータイ機能だけでなく、ワンセグや赤外線通信まで搭載しています。今後も、全部入りの機種は続々と出てきそうなので、今後はスマートフォンでも使える機能になっていくと思われます。

3位 「サイズが大きいから」

現在のスマートフォンは、タッチパネルの大型液晶を搭載した機種が中心になっているので、折り畳みでコンパクトな端末が多いフィーチャーフォンに比べると、ホント大きいですよね。最近、日本通信から発売された「IDEOS」やイー・モバイルの「Pocket Wi-Fi S」みたいなコンパクトなスマートフォンも出てきているので、サイズが小さいスマートフォンも増えていくと印象が変わっていくのではないかと思います。個人的には、日本では未発売のpalm pixiシリーズなんかも、非常にコンパクトで良いと思うんですけど...。

2位 「一般の携帯電話の操作に慣れてしまったから」

フィーチャーフォンはガラパゴス携帯と言われるように、いい意味でも悪い意味でも独自の進化を遂げました。今のフィーチャーフォンを気に入っている人達にしてみれば、現状で不満や不便なことはないし、取り立ててスマートフォンを使う理由はないようです。なので、慣れ親しんだ操作や使い勝手を捨ててまで、スマートフォンを使おうという気にならないのでしょう。今回のアンケート結果からは、特に女性にそういった傾向が見られるようです。

来年もスマートフォンをメインで使う人が更に増えていく傾向に変わりはないと思いますが、2位の「一般の携帯電話の操作に慣れてしまったから」にもあるように、来年以降もフィーチャーフォンを使い続ける人は存在するでしょうし、その市場はなくならないように思います。まぁ、100%スマートフォンの市場っていうのも、正直どうかと思うんですけどねぇ。

来年は上記のアンケートで、1位、3位の理由を解消するような...低価格&コンパクトなスマートフォンがウケルのかなと思ってます。コンパクトな携帯は日本のメーカーが得意とするところでもあるので、そういう意味でも2011年はコンパクトな国産スマートフォンを期待したいところです。

2011年もスマートフォンにとって、エキサイティングな1年になるといいですね。

スマートフォンメインユーザー600人 & 携帯電話メインユーザー600人に聞いた「スマートフォン/携帯電話の使用状況」に関する調査結果[クロス・マーケティング]

(KENTA)