凶暴な肉食恐竜って、そんなに多くは実在しなかった? 意外なる草食優勢の新実態が判明か...

凶暴な肉食恐竜って、そんなに多くは実在しなかった? 意外なる草食優勢の新実態が判明か... 1

もしや恐竜も草食系の時代...

泣く子も黙るティラノサウルスに、凶暴さでは引けをとらないヴェロキラプトルが襲いかかるだなんてシーンを思い描いては、恐るべき恐竜のパワーに足がすくむといった経験をして育ってきたギズ読者の皆さまも少なくないと思うんですけど、もしや恐竜って、ほとんどは意外とおとなしくて穏やかな優しいキャラクターばかりだったのでは? そんな新研究論文が発表されて大きな波紋を広げてるみたいですよ。

 

凶暴な肉食恐竜って、そんなに多くは実在しなかった? 意外なる草食優勢の新実態が判明か... 2

恐竜なんて怖い乱暴なのばっかりってイメージを抱いて大きくなってきた子どもたちも少なくないと思うんですが、昨年末の米国科学アカデミー紀要(Proceedings of the National Academy of Sciences)に掲載された、シカゴ自然史博物館の古生物学者らが発表した論文「Herbivorous Ecomorphology and Specialization Patterns in Theropod Dinosaur Evolution」によれば、広く肉食恐竜として知られるティラノサウルスやヴェロキラプトルが確かに肉食であったことまでは否定できないものの、それらの種の近縁類と見られる90種の恐竜の化石などの総合調査解析を進めた結果、その大半が明らかに草食恐竜であったと見られることが判明! とりわけ鳥に近い形態の恐竜ほど、凶暴な肉食性が認められないとする、もしかするとこれまでの一般的な常識さえ覆しかねない新事実が出てきてもいるみたいですよ。

いままで肉食恐竜だったと思われていたのに、実は草食恐竜であるとの見直しが続々と本当に進むまでに、まだまだ詳しい解析研究の結果は今後に待たれるようでもありますが、このところ恐竜に関する新発見が相次いでたりもしますし、なんだかこれからの展開が楽しみなところですよね...

Proceedings of the National Academy of Sciences via The Australian

Jesus Diaz(米版/湯木進悟)