ディズニー・ワールドの完璧な夢の国を実現するためのテクノロジー戦略

ディズニー・ワールドの完璧な夢の国を実現するためのテクノロジー戦略 1

完全無欠の夢の国も、その裏側は超システマティック、高度なテクノロジーによって管理されているのです。

フロリダのディズニー・ワールドでは、アトラクションの行列の状況を追跡してオペレーティングシステムに活かせるシステムを導入したそうです。

スマートフォンや携帯ゲーム機が流行る前は、ディズニー・カンパニーも行列についてはあまり考慮していなかったようだけど、今のお客さんは我慢強くありませんし、すぐにTwitterで文句をつぶやいたりしまものね...。

 気になる行列解消の仕組みですが、フロリダのディズニー・ワールドのシンデレラ城の地下に「中枢センター」なるものがあり、そこで行列の様子をテレビで映し出し、「緑」「黄色」「赤」の色で待ち時間を表しています。それらはビデオカメラで行列の様子を追跡し、デジタルのテーマパーク地図に色を重ねたものだそうです。

また、常に行列しているディズニー・ワールドですので、行列に並ぶのは慣れきった光景かもしれませんが、並んでいる間も楽しんでもらえるようにいろいろな工夫を試みているようです。

例えばカリブの海賊の場合、お客さんが多くなってきたらアトラクションのボートの数を増やしたり、さらにマスコットキャラがやってきて楽しませてくれたり、スペースマウンテンでは並んでいる間も時間を忘れさせてくれる87個のゲームステーションがあったり、GPSを利用したiPhoneアプリの使用によって、どこに何があるのかがわかるようになっているんですって。

さらに、ディズニー・ワールドはただのテーマパークと思うことなかれ、実は裏ではホテルやフライトの予約状況、前年の来場者数のデータ等とつけ合わせ、どのアトラクションが人気になりそうか、分析をしています。

昨年は導入したシステムのおかげで、来場者は平均で、40のアトラクションのうち10つまで楽しむことができるようになったそうです(前年はの9つでした)。

将来的には、ディズニーはさらに「魔法」を仕込もうとしています。NFC(近距離通信技術)をリストバンドに埋め込み、リストバンドをかざして商品を購入したり、アトラクションでマスコットから名前を呼ばれるようにするんだとか。

人々を完璧な夢の国にいざなうために様々な工夫と努力をする姿勢は、さすがディズニー! って感じですね。

[NY Times]

Kat Hannaford(原文/mayumine)