このクネクネしたものは一体? レーザーで捉えました(動画あり)

このクネクネしたものは一体? レーザーで捉えました(動画あり) 1

この画像、何に見えるでしょうか? 微生物の拡大図みたいでもありますが...。

 実はこれ、イギリス・ノッティンガムの地域再生プロジェクトNottingham Cave Surveyが3Dレーザースキャンで捉えたノッティンガムのPeel Street Cavesという洞窟の全体像なのです。ここは18世紀終わりから19世紀初頭にかけて砂の採掘場として利用されていましたが、第二次世界大戦中には防空壕として機能しました。洞窟というとなんとなく人里離れた場所にあるイメージがありますが、この洞窟の上は閑静な住宅街で、かつては住宅の地下室から洞窟に入ることもできたそうです。

このクネクネしたものは一体? レーザーで捉えました(動画あり) 2

こちらは「モーティマーの穴」と呼ばれる場所です。14世紀前半、イングランド王エドワード2世はその王妃イザベラ・オブ・フランスによって廃位に追い込まれ、政治の実権は王妃とその愛人ロジャー・ド・モーティマーに握られていました。が、1330年、クーデターを計画した王妃の息子エドワード3世は、この穴を通じてノッティンガム城に兵を送りこみ、モーティマーを捕えたとされています。以下はその兵士たちが通っていった洞窟内部を撮影したものです。

ノッティンガムにはこんないわくつきのものを含めてたくさんの砂岩洞窟があり、Nottingham Cave Surveyでは現在450ヵ所を掲載しています。これらの洞窟は人手で掘られたもので、古くは中世以前に作られたものもあります。その目的は地下牢や皮なめし場、ビール・セラーやワイン・セラーなど多岐にわたっていました。中でも楽しげなのはGoose Gateという洞窟です。Nottingham Cave Surveyではこんなふうに紹介されています。

Goose Gateはいくつかの年代に開発された巨大な洞窟系です。この洞窟系にはビール醸造に使われる麦芽乾燥設備や井戸、19世紀の食肉店などがあります。また、砂岩でできた中世の柱がたくさん使われています。洞窟とその上の建物は現在レストランやバーとして開発されています。洞窟で食事ができるんです!

そんな洞窟でビールなんて飲んだら、格別でしょうねー。行ってみたい!

[Nottingham Cave Survey via BLDG Blog via io9]

Kyle VanHemert(原文/miho)