急げ! 世界が終わる前に! 絶滅したマンモスをクローンで復活させる計画が本格始動

急げ! 世界が終わる前に! 絶滅したマンモスをクローンで復活させる計画が本格始動 1

絶滅した理由を引き出した途端、まったく同じ理由で人間が絶滅したら洒落になりませんけどね。

凍結した細胞からマウスのクローンを生成した技術を応用し、マンモスを今後4、5年でクローンする野心的プランが今年本格始動します。

この「2016年までにマンモスベイビーを誕生させる」計画を発表したのは、近畿大生物理工学研究科教授(京都大名誉教授)の入谷明博士。読売新聞が報じ、世界に広まったもの。

マンモスの細胞からクローンを生成する試みは過去にもありました。が、失敗に終わってます。細胞核が少ない上、凍結状態のものがほとんどで、腐敗してる部分もあり、クローンに使えるところは無かったんですね。

しかし入谷博士は、16年間凍結されていた細胞から世界で初めてマウスのクローン生成に成功した神戸の理化学研究所発生・再生科学総合研究センター若山照彦博士の技術を土台に開発した新技術を使えば、細胞核を壊さないまま抽出できそうだし、ひょっとしてひょっとするかも...と期待をかけているのです。

そりゃ何千年も凍ってたマンモスのDNAと16年凍ってたマウスの細胞では比べ物にならないけど...でも微かな希望があることは確か。

それにしてもクローン生成となると入手困難なものをアレコレ揃えなくちゃなりません。かぐや姫みたいに。

まずマンモスの細胞、これが無きゃ始まらない! これは夏にロシアのラボを訪ねて、良さげな細胞を最低3平方センチ譲ってもらわなきゃいけません。

次に代理母、これはアフリカ象。成長するまでマンモスの赤ちゃんをお腹にいれておくんだから、それなりのサイズはないとね...。

  

夥しい量の研究データも必要ですよね。マンモスが絶滅したのにはそれなりの理由があるんだろうし、環境が原因なら、せっかく生まれても生存状態キープできませんから。

えーとあとはなんだ...マンモスベイビーを見せ物にしていいかどうかについても社会で活発な意見交換が必要だし、餌付けだって一苦労だろうし、あ~やることは無限にあるよ~。

スケジュール進行も大きな課題です。家畜とか普通の動物でもクローン成功率は30%ですからね。それに、マンモスは妊娠期間が1年半以上もあるんです。

つまりDNA解凍から卵子受精、象懐妊まで入谷教授に残された時間はたった2年とちょい。時間との戦いですね。

[Via PCmag]

AP photo by Francis Latreille

Esther Inglis-Arkell(原文/satomi)