猫ちゃんが数々の学位を取得しサイコセラピストの資格を得た。どういうことですか?

2011.01.31 18:00
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あら、なんて賢そうな猫ちゃんでしょうか。

猫ちゃんの名前はZoe。Zoeはただの猫ちゃんではありません、スーパー高学歴猫ちゃんなのです。数々の学位を取得し、壁一面にZoeと名前の入った証書がかざられています。...いったいなんで?

博士号もABPP(アメリカ専門心理学委員会)からの資格も持っているSteve Eichel氏は、証書を得るのに適した十分な教育を受けていないと思われる人にまであまりにたくさん証書が渡されているのを知って驚きました。これらの証書は本来であれば、厳格に扱われ一部の専門家のみに渡されるべきものなのですが、証書を受け取る側の条件は広がり枝分かれしていき、あまり専門的でない人にまでガンガン配っている、というのが現状のようです。

それならば、とEichel氏は、どんな人にでもがんがん証書を発行しているってのを見せて、証書というものがどんなに価値のないものかってことを証明してやろうとしたわけです。証明に必要だったのは、お金。

とは言ってもお金さえあれば一晩で博士号がとれるってわけではないのですけどね。まずEichel氏は、正式な教育背景もないような人達数人でやってる適当なヒプノセラピーの団体に証明書発行の金額を払い、証書をいくつか発行してもらいました。証書をいくつか集めると、それを持ってアメリカ心理学委員会に資格発行を申し込みました。教育機関からの証書を求められたので、適当に作って提出。提出したのは、通信教育の大学からの博士号と、Tacayllaermi Friends Schoolという教育機関で役職についている、というまったくのでっちあげ。だって、Tacayllaermiって逆から読むとIm really a catですもの。がしかし、しばらくすると、アメリカ心理学委員会から立派な証書が届いたのです。こうして知らない間に猫ちゃんZoeは博士号もアメリカ心理学委員会からの資格も手にすることができたわけですね。なんともまぁ。そりゃ、Eichel氏がイラっとするのもわかります。必死で勉強してとった資格と、猫ちゃんが適当な申請でとった資格は同じものなんですもの。申し込みをしたのが、人間なのか猫ちゃんなのかなんて関係ないのですね。学問を極めた専門家に送られるはずの証書も、こんな簡単に猫ちゃんでもとれちゃうとなると気持ちが萎えてしまいそうです。証書なんてただの紙と言われればそれまでですが、それでも力のある紙ですもの。権威のある紙であるはずですもの。書類仕事ってのは困った一面もあるにゃーん、ということですね。


[Via Dr. Eichel.com.]

そうこ(Esther Inglis-Arkell 米版
 

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