伝承通り170年前のものだという鑑定結果。福島の古民家で見つかり、発芽と収穫にも成功した伝説のソバの実。

伝承通り170年前のものだという鑑定結果。福島の古民家で見つかり、発芽と収穫にも成功した伝説のソバの実。 1

170年前の人達の思い、職人の努力、植物の生命力...ロマンのあるお話です。

10年前、福島県の古民家を解体したところ、その屋根裏からソバの実がぎっしりと詰まった俵が発見されました。伝承によればこれは江戸時代に起こった「天保の大飢饉」を生き抜いた先祖が非常食として子孫のために保管していたもの。その家に代々受け継がれてきたんだそうです。これまで、それが実際に天保年間から保存されているソバの実であるという科学的裏付けは乏しかったのですが、この度山形大が行った放射性炭素年代測定によって、本当に170年前のソバの実であるということが明らかになりました。

ちなみにこのソバの実、なんと発芽にも成功しています。当初、専門の研究機関からは「胚が腐敗しており、成長能力なし」という鑑定結果を受けていました。しかし山形県のソバ職人らが「先祖が残したソバをなんとか発芽させたい」という思いで試行錯誤を繰り返し、発芽、さらに収穫まで成功させちゃいました。水をかけない昔ながらの手法を用いたんだとか。

このソバの実からつくった「天保のそば」は時々数量限定で食べれるみたいです。香り高く甘味があるそうですよ。いにしえの味、一度食べてみたいものですねー。

屋根裏のソバ、天保年間の実 伝承通り170年前と分析 [47NEWS(よんななニュース)]

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(鉄太郎)