6000匹の遺伝子組み換え蚊でデング熱を根絶できるか!?

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うわぁ、この写真、嫌ですね〜。蚊です。血吸いましたね〜。

ところで、デング熱って知ってますか? 痛み、めまいを伴い、時には死に至る恐〜い病気。最悪なことに、今のところこれといった治療法もワクチンもないんです。このデング熱での死者の多いマレーシアでは、デング熱を根本から排除しようと遺伝子組み換えをした蚊を6千匹放す実験を行いました。

デング熱は東南アジアに多く生息するネッタイシマカメスによって媒介されます。そこで、マレーシア政府は6千匹の蚊を長く生きられないよう、子孫を残せないよう遺伝子操作をして放したのです。つまり、子孫が増えず、放した蚊も何か悪影響を及ぼす程長くは生きないため、蚊の数を大幅に減らせるということです。媒介する蚊が少なくなればデング熱の発生数を抑えることができ、最終的には完全に排除したいと科学者達は考えています。

しかし、地元の人や関係者以外からは生物の遺伝子をこんな大胆にいじっていいのかとの倫理的な問題を指摘されています。それに、たとえデング熱を根絶するのに役立つとしても、すでにこの蚊が媒介する病気で悩む地域に6千匹もの蚊を放すのもどうかと思いますよね...。地元の人にしてみたら、安全な蚊とはいえ、不安ですよね、きっと。

[AFP Fast Company]

Brian Barrett (原文/ yuko)