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インターネットラッキーってなんだ!? 話題の理系アーティスト、スプツニ子!さんにインタビューしてきた

美人過ぎる理系アーティストのスプツニ子!さんをご存じでしょうか。様々なアート作品を生み出している25歳の女性で、代表的な作品である「生理マシーン、タカシの場合。」は、ネットを通じて世界中で話題になり、スウェーデンの新聞にまで取り上げられました。
そしてそして「生理マシーン、タカシの場合。」は、YouTubeアワード2010を受賞! 一躍時の人となったスプツニ子!さんが東京現代美術館の「トランスフォーメーション展」へ出展しているというお話を伺ったので、これまでの活動と、これからについてインタビューしてきました。
ギズモードゲスト編集長いちる(以下いちる):今日はよろしくお願いします。
スプツニ子!(以下スプ子):こちらこそよろしくお願いします!
いちる:まず、アーティスト活動として最初にはじめたのがYouTubeに上がってるどの作品になるんですか?
スプ子:ええっと...ちょっと曖昧なんですけど、はじめてつくったミュージックビデオは「グーグルの歌」です。
グーグルの歌
いちる:グーグルの歌も結構話題になりましたよね。
スプ子:そうですね。
いちる:アーティスト活動の近い、3年くらい前に音楽活動を始めて、物作りもやるようになったんですよね。その前は何をやっていたんですか?
スプ子:理系の学生で、数学とコンピューターサイエンスを勉強して、プログラム書いたり、ロボット作ったりしてました。その後はフリーのプログラマーとして、いろいろな会社と仕事してました。それが2008年くらいですね。
いちる:流しのプログラマーってかっこいいですね(笑)
スプ子:ははは(笑)その後にアートの大学院に入りました。その前のプログラマー時代に思いつきで作ったのがこの脇の下で音楽を奏でる楽器「ワッキー」です。イタリアにいたころ編み物が得意なおばあちゃんに出会って、そのおばあちゃんに編んでもらって作りました。
いちる:いろんな事情があって脇の下で演奏することになったんですね(笑)
スプ子:私がまだ青春時代の時には、脇の下の毛をどうして脱毛したり剃らねばいけないんだと思ってて、日本人は江戸時代とかボーボーだったんですけどね。脇の下を恥ずかしいものじゃなくて、クールなものにアップグレードできないかと思って、脇の下でシンセサイザー的に音を出せないかと。当時はWiiリモコンが出てきて、プログラマーはハックしまくりだったんですよね。それで思いついたのがWiiリモコン+脇の下の組み合わせで生まれた「ワッキー」です。
ワッキーのうた
いちる:素晴らしい発想ですね。このしっぽ見たいのが脇毛って事ですね(笑)
スプ子:ちょっと演奏してみますか?
いちる:もちろんやらせてください!
脇の下で演奏する「ワッキー」を体験する!
いちる:「今いちるさんなにしてるんですか?」って聞かれたら答えるの難しいなぁ。
スプ子:私以外に脇から音出したのいちるさんが初めてですよ!
いちる:それは名誉ですね! 極めて貴重な体験でした。ちなみに、今回の展覧会はどういった経緯でスタートしたんですか?
スプ子:ロンドンの大学院在学中にインターネットメディアがだんだん取り上げてくれて、日本で初めて紹介されたのが2010年3月のアスキーでした。その後インターネットTVのDOMMUNEに出演したときに、東京都現代美術館のスタッフの方に番組を観てもらったのがきっかけです。トランスフォーメーション展を見てもらえたら分かるんですけど、尊敬するアーティストが多く参加する展覧会で感動しました。 スプ子はインターネットラッキーですね!
いちる:また新しい言葉が出てきた(笑)
スプ子:これは多分新しいことで、インターネット以前のアーティストってこんなに早くメディアに出なかったと思うんですよ。私の作品は全てYouTubeにアップしてるんですけど、世界中の誰かが私の作品を見てコメントくれたり、新しいチャンスをくれたり。インターネット上のオファーで2011年の7月にはニューヨークの近代美術館MoMAでの展示も決まりました。
いちる:MoMAですか! それはすごいですね。確かにどっかの片隅でどっかにアップしておけば、どっかの誰かが見つけてくれるっていう感じですもんね。
スプ子:そうですね。昔は直接人に会って物を決める世界でしたからね。米Gizmodoとかも「生理マシーン、タカシの場合。」をネタとして面白おかしく記事にして(笑)そういうメディアの影響も大きかったと思います。
生理マシーン、タカシの場合。
いちる:アメリカだとタクシーの運ちゃんとかもGizmodo知ってますからね(笑)
スプ子:ほんとに影響力が凄いですよね。私の作品が勝手にWeird、Gizmodo、BoingBoingに売り込まれてるっていう。私は何もしてないのに(笑)「生理マシーン、タカシの場合」発表直後はインターネットシンデレラでした。
いちる:今後の活動拠点はどうされるんですか?
スプ子:主に東京ですが、海外によく行くと思います。もちろんYouTubeでアップし続けます。
いちる:ニコニコ動画はないんですか?
スプ子:ニコニコ動画は今の所自分ではアップしてないです。面白いのでよく観る事もあるんですが、個人的には自分の映像上にコメントが出るのが少し苦手なんです。それと二コニコ動画はやはり海外のファンにとって少し閉鎖的で、ほぼ日本国内のオーディエンスで完結するのは、自分のスタイルに合わないなぁ、と。
いちる:それはありますね。ニコニコ動画で神作品だと言われているものは、外に出たら「ほんとうに神なのか?」っていう感じはありますからね。2011年の方針は決まってるんですか?
スプ子:2011年はやりたい事が決まってます。ポップに問題提議できるドラディカルな作品を制作し続けたいと思います。夏のMoMA展示に合わせ新しいミュージックビデオを発表します。
いちる:2011年も期待してます。頑張ってください!
スプ子:ありがとうございました。
最後に、展示されていた作品を写真ギャラリーでご紹介します。
生理マシーン、タカシの場合。
カラスボット☆ジェニー
寿司ボーグ☆ユカリ
※美術館の了承を得て撮影しました
残念ながらトランスフォーメーション展は今月いっぱいで終了してしまいましたが(書き上げるのが遅かったため...)、今後もより魅力的な作品を期待しましょう!
(大野恭希)
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