瞬間接着剤の生みの親Harry Coover氏、この世を去る

瞬間接着剤の生みの親Harry Coover氏、この世を去る 1

瞬間接着剤は偶然発明されたものだったそうです。

アメリカ国家技術賞を授与され、ほんの偶然から人々が長年必要とする日用品を発明した男、Harry Coover氏が3月26日土曜日、この世を去りました。享年94歳でした。

Coover氏が偶然発明した日用品とは瞬間接着剤。1942年、Eastman Kodak研究所の職員だったCoover博士は、より高性能な照準器の制作のための適した素材を探していました。Coover氏のチームが最初に目をつけたのが、シアノアクリレート。が、あまりにもべたべたくっつきすぎるので却下。その9年後、1951年に今度は飛行機のキャノピーの新デザイン研究のため、再度シアノアクリレートに目を向ける機会が訪れます。しかし、やはりここでもベタベタでくっつきすぎてしまい適さない素材だという結果に。...ん?ベタベタくっつき素材? この時にCoover氏とそのチームは初めてベタベタの新素材を発見したことに気づきました。すぐに特許を申請し、1958年にKodakからSuper Glueという商標で発売されました。Coover氏が、初めてベッタベタにくっついてしまってから16年後のことでした。

生涯でCoover氏が得た特許は460個。米国発明家教会名誉殿堂入り。我々の生活に今やなくてはならない日用品を偶然の後に発明した発明王。Coover氏、便利な日常をありがとうございます。

[SF Gate]

そうこ(Sam Biddle 米版