みたいもーど:素晴らしい建築とは? 超解釈建築「MUSEUM PLAZA」が持つ意味(動画)

ここ最近みた動画の中でも、私がいちばん気に入っていて、そこに込められたことがあまりにも示唆に飛んでいるため、20回以上は見ている動画があります。

それは「MUSEUM PLAZA」という超解釈建築と呼ばれるビルの提案動画です(上動画)。CG合成によるものなので、まるでホントに建っているようですが、実際にはまだ建築されてはいません(しかし何度か頓挫した計画は再開する方向で動いている様です)。

これを見て何を感じたでしょうか? 

サイトを見るとこの「MUSEUM PLAZA」は、5つの用途の目的をすべて満たす複合施設です。LIVE、WORK、ART、PLAY、STAYの5つですね。もちろんこういった複合施設は、みなさんご存知の様に日本(それも都心)には多く存在します。というか、最近建てられる再開発系の大型施設は、六本木ヒルズしかり、東京ミッドタウンしかり、ほとんどこれです。しかし、それらの建築とこの「MUSEUM PLAZA」は大きく異なっています。

では、何が異なっていて、なにゆえにこの建築に私は感激しているのでしょう。

建築に対しては人は概ね3段階の体験をします。

まずは、パッと見の印象。そして実際にその建築を訪問して、用途や中身を実際に知ります。そして、最後がその建築を去った後の印象。これは、そのまま3段階の評価につながります。パッと見の印象は建築への期待感。用途、中身は建築への評価。去った後の印象は、建築が記憶に残るか? です。優れた建築というのは、この3段階が一致していて、どの段階でもお客を裏切らないわけです。

そして、その視点で六本木ヒルズや東京ミッドタウンに代表される都心にある複合施設を見てみると、外見が中身をまったく反映していないことに呆然とします。

美術館も、オフィスもホテルもホールも、全部でっかいほぼ長方体の入れ物に入っているだけ。つまり、その外見には、なんの意味もありません。外見が中身を全く反映していないわけです。これでは、人の気持ちを動かさないし、記憶にも残らないわけです。

そして、この3段階の体験と評価は、Webサイトにとどまらず、優れた表現に共通ものです。すべての段階でお客の要望を満たすもの、それが優れた表現というわけです。

それを改めて、この「MUSEUM PLAZA PROPOSAL」はたった3分の動画で教えてくれます。故に私はひどく感激して、何度も繰り返し見てしまうのです。

※私はこの動画をTwitterで教えてもらいました。その経緯については、まとめてあります。

[MUSEUM PLAZA]

(いしたにまさき)