「ロボット飛行士R2を梱包から出してやれ」とISS乗組員に発破をかけるオバマ

「ロボット飛行士R2を梱包から出してやれ」とISS乗組員に発破をかけるオバマ 1

先日オバマ大統領が国際宇宙ステーション(ISS)の宇宙飛行士と電話で繋いで話しましたね。

ひと通り激務を労って、ディスカバリー号の話(月曜最後の地球帰還に発った!)の後、そういえば...という感じで、やや微妙な話になりました。

どうしてRobonaut 2(R2)、まだ箱から出してやらないんだね?

R2は人類初のロボット飛行士。鳴り物入りで地球から宇宙に旅立ったヒューマノイド...なのですが、実言うとISSに着いたきり、まだ箱に入ったままなのです!

お叱りはこんな風に展開しました。

 「ユーガイズのところに新しい乗組員が到着したと思うが、ほら、R2ロボット」とオーバルオフィス(大統領執務室)からオバマは切り出します。「もうユーガイズ、お手伝いに使ってるのかい? 皿洗いとか? それとももっと面白い仕事やらせてるんだろうか?」と興味津々です。わくわく。

するとディスカバリー号のスティーブン・リンゼイ(Steven Lindsey)船長は、飛行士たちが新設倉庫からロボットは出したものの周りの梱包はまだ解いてないんですよ、と馬鹿正直に説明します。

「まだ梱包の中なのか?」と笑いながら聞き返すオバマ。「それはひどいなあ、マン。カモーン、ガイズ、あのガイ梱包から出してくれたまえ。ずっと遠路遥々そこまで飛んでいったのにユーガイズは梱包も解いてやらんのか?」と、ユーガイズ(おまえら)、マン(おまえ)を親しげに連発しながらも動揺が隠せません。あんだけ急ピッチで送ったのにコンニャロ~。

それがもう何ヶ月も梱包に入ったままなんですよ、とリンゼイ船長は悪びれる様子もなし。「時折、中から引っ掻くような音が聞こえるので、たぶん『外に出してくれ、外に出してくれ』と言ってるのかもしれませんねえ」

「オーライ」、「まあ、近いうち足伸ばしてやってくれ」と最後にオバマ。

実言うとNASAは、6人の乗組員を乗せてディスカバリー号がISSから最後の帰還に発った後も当分はRobonautを開梱する予定はないんですね(ISSのRoyce Renfrew氏が電話の後、そう話してました)。あとR2は上半身ロボなので、どっちみち足は伸ばせなかったりします。


当分出番のないロボR2

[PhysOrg]

Robonaut photo via PhysOrg

Rosa Golijan(原文/satomi)