最後の未発見粒子・ヒッグス粒子が見つかった?! LHC実験の内部文書(らしきもの)が流出

最後の未発見粒子・ヒッグス粒子が見つかった?! LHC実験の内部文書(らしきもの)が流出 1

本当ならすごそうな話ですが...。

アインシュタインも亡くなるまでの30年間追い続けたヒッグス粒子。物理の標準モデルにおいて「物質に質量を与える役割を果たす」存在とされていながら、唯一まだ見つかっていない粒子です。

でも、それが大型ハドロン衝突型加速器(LHC)を使ってついに発見された可能性が出てきています。ただ、それはコロンビア大学のピーター・ウォイト教授のブログ上のコメントという形でリークされた文書が本物だとすれば、です。

その文書はまだ正式なレビューは受けていないのですが、ヒッグス粒子の発見について述べています。ヒッグス粒子は「神の粒子」とも言われ、「万物の理論」(これまたすごいネーミングですが)における理論上の要となりうる存在です。もうちょっとざっくり言うと、ヒッグス粒子は理論上宇宙にある粒子すべての土台かも、ということのようです。

ただ、本当に本当に、ヒッグス粒子が見つかったんでしょうか?

それはわかりません。はっきりするにはもうちょっと時間が必要そうです。まず基本的に、これはリークされたメモで、ちゃんとレビューされた科学論文ではありません。また、これだけ重要な文書が非公式なリークの形で世に出される理由はいろいろと考えられ、その理由が必ずしも良いものとは限りません。

カリフォルニアのローレンス・バークレー国立研究所の物理学者、ハンス・ゲオルグ・リッター氏によれば、このような未精査の実験結果がリークされるのには戦略的な理由がある可能性があります。「重大な研究に関して成果が競われていれば、通常よりも公表を急ぐ傾向が生まれるでしょう」とリッター氏はメールに書いています。「でも、そうした場合でも、公表に際しては科学的プロセスを踏むべきです。(リークは)評価を得るための内部的なポジショニングの手段として行われたんだろうと思います。」

高度な研究をしている科学者の人たちでも、内部的なごにょごにょとかっていう事情があるんですね...。

とはいえ、もしヒッグス粒子が今回本当に発見されたんだとしたら、物理の世界にとってすごく大きな一歩ですよね。

「これによって、あらゆる理論物理学の道が一気に開けてくる」と理論物理学者の加來道雄氏はThe Dailyに語っています。「従来の物理学の枠組みでは決して答えられなかった永遠の謎があります。タイムトラベルは可能か? 他の宇宙への入り口はあるのか? パラレル次元はあるのか?」

最近は新たな粒子発見か?! なんて話もありましたし、素粒子関係の話題続出ですね。

[The Daily]

Jack Loftus(原文/miho)