Googleの「+1」って何?

Googleの「+1」って何? 1

Googleが検索結果に「+1」っていうボタンをつけましたね。でもこれって何? 新手のソーシャルネットワーク? ソーシャル検索エンジン? そもそもソーシャルなの? 謎に迫ります。

「 +1」はGoogle検索結果を簡単に「いいね!」できる手法

GoogleアカウントにログインしてからGoogleを使うと、検索結果の隣に「+1」なるアイコンが表示されます(今のところまだここでGoogle Experimentalにオプトインしないと出てこないけど)。検索結果が役に立ったと思った時、あるいはリンク先のサイトが面白いと思ったら、この「+1」アイコンをベコっと押すんですね。グーグル曰く、これでおすすめ票を1票投じ、認めたことになるんだそうな。検索結果に「+1」が沢山ついてるサイトほど面白い、というわけね。

...とってもソーシャル...

友だちが「+1」クリックすればそれも結果に出てくるので、「あの友だちが認めた検索結果なら間違いないだろう」という信頼性の目安にもなります。Googleではサイトが死ぬほど沢山出てくるので、そこに「+1」がちょこっとあるだけでゴミを選り分ける手がかりになりますよね。一番近しい友だちが「+1」したサイトが出てたらクリックしたいと思いますものね。

 

...でもソーシャルネットワークじゃないよ...

Google +1の開発プロジェクトが「Google Me」としてスタートした当初は「GoogleのFacebookキラーを目指せ」ということで始まったんですが、出てきたもの見ると明らかに違う! 「+1」のシステムはFacebookで言う「Likes(いいね!)」、Diggで言う「Digg」ですね。自分がなんか気に入ったことを示す機能のみに特化している。これ最高ですよね! Googleはシンプルだから検索の王様になれたんです。「+1」はその点、とてもシンプルです。

...これでGoogleは広告のターゲットがもっとよく絞れる...

広告も「+1」できるので、それと普段の検索結果でつけた「+1」評点をドッキングして参考にすると、Googleはユーザーのこともっと詳しくなって、もっと対象を絞り込んだ広告の表示が可能となるでしょう。これは言うなれば機能の皮を被った情報リサーチですね。Googleは前にも音声認識ソフトウェア改善を図るため「Google 411」という無料電話番号案内サービスを提供しました。あの時と同じで今回も広告配信システムの改善を図るため「Google +1」を提供しているんですね。

...ゆくゆくもっと成長する...

Googleの「+1」がこれで終わりと思ったら大間違い。これまでに出たGoogle BuzzとGoogle Waveはあまりにも周りのバズを盛り上げ過ぎて墓穴掘りましたけど、さすがのグーグルもあの失敗で学んだんでしょう。今回はGoogleの検索結果でだけ出るシンプルな「+1」アイコンで小さく始め、徐々に様子を見ながらビジネスを広げ、機能(サイト、Chrome、アプリ等々から直接「+1」できる機能など)も拡大していく作戦です。

...が、Googleの使い方は変わらない。まだ

今回のGoogle +1も、Googleがもっとソーシャルな検索エンジンに脱皮を図ろうとしている現れでしょうね。「+1」票は全部ずっと追跡していくので、Googleはこれをもとに、検索の質を改善できるのみならず、ユーザーのソーシャルサークル(社交の輪)に関連度の高いものに検索を変えることができます。インターネットが小さな蜘蛛の巣の島に分かれる中、 友だちがベストと思うサイトを直に「+1」できるようになればGoogleもソーシャル共有の面では、そんなにFacebookやTwitterに大きく遅れをとらなくて済みそうですね。

[Google +1]

Casey Chan(原文/satomi)