アンチモン90万トン(推定)を含むレアメタルの鉱床を鹿児島湾奥部海底で発見! 岡山大

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岡山大学の山中寿朗准教授らのグループが、アンチモン(元素記号:Sb)などレアメタル(希少金属)を多く含む鉱床を鹿児島湾奥部の海底で発見したと発表しました。

今回見つかった鉱床では、サンプル採取の結果から昨年度の国内販売量の約180倍の90万トン(推定)のアンチモンや、25トン(推定)の金が埋蔵されている可能性が高いことが分かったそうです。ちなみに、アンチモンはバッテリーの電極やハンダ合金の材料、アルミニウム合金、半導体の材料の添加物などに、利用されています。

今回見つかった鉱床は、水深が比較的浅いので、採掘すること自体は可能だそうです。しかし、鉱床が内海にあるため、そのまま採掘してしまうと海洋汚染が発生し、漁業被害に発展する可能性があるとのことなので、海洋汚染を起こさないように採掘する必要があるようです。

レアメタルを含む鉱床の場所が特定できたのに、簡単に採掘できない...というのは、何ともむずかゆい感じも少ししますが、今回の発見により2つの成果があったそうです。

 ・日本の近海にある海底火山などからも同様の鉱床が見つかる可能性があるということが分かったこと。

 ・調査に使用した自律型海中ロボットが、数千平方メートルもの広大な海底を1ミリ程度の高解像度写真を連続的に撮影することに成功したこと。

2点目の自律型海中ロボットが撮影した高解像度写真のおかげで、広大な海底から鉱床の特定が可能になったそうですよ。

いずれにしても、レアメタルなどの資源が乏しい日本において、海底から有用な資源が取れる可能性があるということ広大な海底を調査するために有用な方法が確立しつつあることは、朗報と言えるのではないでしょうか。今後の調査にも期待したいですね。

鹿児島湾奥部海底に有望なレアメタル鉱床を確認[岡山大学]

アンチモン[Wikipedia]

(KENTA)