薄毛&抜け毛の治療法、ヒントはストレス治療の中にあった!

2011.04.11 23:00
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あなたの体はストレスに対していろんな反応します。

場合によっては、活力を感じさせたり、痛みへの反応を減少させたり、あなたをより早く、より長距離を走る事が出来たりします。その一方、あなたを完全に混乱させてしまう事もあります。このように、ストレスは時には超人的な能力を与えるホルモンの電源をオンにすることもあれば、真逆な影響を与えることもあるんです。

多くの人は骨密度が低下したり、免疫反応が減少したりしています。ただ、一番やっかいなのは副腎皮質刺激ホルモン放出因子(CRF)です。これは激しい胃腸障害、薬物使用の増加、抜け毛につながってるそうなんです。

研究グループは、この1番めの激しい胃腸障害の治療を試みていたのですが、偶然にも3番目の抜け毛の治療に成功したそうです。 ただしネズミのテストでですけどね。

それでは、どんな実験をしたのか少し説明したいと思います。まず、CRFのレベルが高められた遺伝変種を持つマウスを用意しました。すると、CRFレベルの高いマウスの毛が抜け落ちてしまったんです。 そのネズミにタグをつけて写真を撮った後、CRFを抑える特別なホルモン注射を与え生息環境に戻してみると、その3ヶ月後、科学者たちは毛がフサフサになっているネズミを発見したんです。つまり、その化合物によって、毛が再生されたんです。その後、研究者が実施した別のテストでも、化合物がハゲるのを完全に防いでいたんです。

この、発毛&育毛してくれる化合物は、astressin-B(抗ストレスペプチド)と呼ばれるもので、心血管を調整すると同時にネズミの胃腸系も改良することが分かりました。この化合物はCRFの受容体を持っていて、体の全てのパーツを改善させたんだそうです。

そして、astressin-B(抗ストレスペプチド)を与えた全てのネズミの毛がフサフサになってからは、世の中の髪の毛の悩みを抱えている人達に喜んでもらうための化粧用途開発への想いがホットになっていて、科学者たちは現在、その化合物を次のフェーズに進めるためのテスト資金を工面しようと努力中だそうです。

ただ、今の段階ではネズミと同じような効果が人間にあるか? を保証することは出来ません。特に実験の対象となったネズミたちは、化合物が抑制するように設計された特定のホルモンの増加で頭がハゲてしまったので...。

でも、今後テストが成果を挙げれば、いろいろな事が違ってくるはずです。ハゲ治療薬ができたら、ノーベル賞ものだと言われ続けてますが、もしかしたら、この研究グループが!? なんてこともあるかもしれませんね。

でも、スタートレックのピカード艦長は、このままでいてほしい! そのままの姿が完ぺきですから!


[Via Discovery and The American Medical Association.]
[Republished from http://io9.com]

-Esther Inglis-Arkell(原文/junjun )

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