地震・津波警報システムの仕組みってどうなってるの?

地震・津波警報システムの仕組みってどうなってるの? 1

    

もっと早く正確に予測ができないの? という気持ちがあるのも確かです。 

でも、地震警報・津波警報は、多くの人の命を救う手助けをしてくれているのも事実ですよね。そんな地震警報システムも津波警報システムも「地震波」という同じものをモニターして、動きを予測しているそうです。

どうなっているかとういと? 圧力センサーが海底で地震波を探知し、音響通信でデータを伝達し、加工したデータを衛星に転送し、警報センサーが当局やメディアに警報を発令するという仕組みになっています。そして、人々に避難する時間をつくってくれるわけです。ちなみに、地震波は海洋波よりも100倍速く移動するので、大地の動きを考慮し、どれくらいの時間で水の壁が陸に到達するのかを計算しているそうです。

地震だけでも深刻な被害をもたらすのに、更に津波が発生するとなると国際的な取り組みが必要になってきます。例えば、2004年インドネシアでマグネチュード9.0の地震が起きた時、インド洋に早期警戒システムがありませんでした。そのため、地震によって引き起こされた津波は20万人の命を奪う事に...。その中には、震源地から1万メートル離れたスリランカの人々3万人も含まれています。必要な情報が、必要な人のところに迅速にとどかなかったためです...。

でも、11日にマグネチュード9.0の地震が日本を襲った時、日本気象庁は、3分で津波警報を発行し、6分後には、南太平洋の諸島、ハワイ、ロシアの沿岸に注意するよう情報を通達することが出来たそうです。これは、UNESCOが国際的な災害対応を組織化すべく、発足した政府間海洋学委員会の活動の一部なのですが、海でつながっている各国が協力しあうことの大切さを改めて感じました。また、1年あたり約1,000回の地震に耐える地震大国日本では、180個の地震計があり、更に600個の震度計が絶えず地面の底で何がおきているのかを監視していたり、約30個の海水位計測器を沿岸警備隊が、80個をJMAが運用し、協力し合いながらデータ処理や通信システムにフィードバックしているんです。この海水位計測器はリアルタイムに擾乱を報告し、組織が軌道モデルや接近している波のサイズを予測するのを助ける役割をはたしています。

この他にも、さまざまな専用機器を用いて地震や津波への対策をしています。例えばNOAAでは、モニターしている政府機関が、間違いの警報を除外できるように津波検波ブイをいくつも設置していたり、海底に圧力記録計を備え付け、そこからグラスファイバーで海底の温度と圧力データを15秒毎に海面に浮いている発砲スチロールの浮きへ音響リンクを使って送信し、その浮きから衛星経由で津波センターにデータを送る海底津波計システム(DART)なんていうものも駆使し、津波から人々を守る努力をしています。 

これらのシステムをフルに活用し収集した情報は、ご存知のようにメディアによって随時人々に知らされていますが、テキストで災害の警報や津波警報をお知らせしてくれるサービスもあるようなので、登録するのもアリかもしれません。

自然に対して、人は無力なんだと日々感じてしまいます。でも、あの手この手で地震・津波の動きを観測している人達の努力にも感謝しつつ、警戒の精度がもっと上がることを願うばかりです。

Rachel Swaby(原文/junjun )