「飛行機の座席配置は奴隷船ソックリだ」(某エキスパート)

「飛行機の座席配置は奴隷船ソックリだ」(某エキスパート) 1


飛行機に缶詰になりながら、ふと「この状況なんかに似てるな...」と思ったこと、ありません?

普通は思ったところで終わるんですが、そこはグラフィックデザインのエキスパート、スティーヴン・ヘラー(Steven Heller)さん。降りてから調べてみたら、やっぱり奴隷船ソックリなことがわかったのだそうな。さすが物事のパターンから凡人に見えない秩序を読み取る専門家...。

早速この発見点を「A Curious Similarity(気になる類似性)」という記事にまとめ、よせばいいのにPrintMag.comに報告しました。

アフリカの奴隷がアメリカ行きの奴隷船(モノクロの図)で受けた非人道的扱いの恐怖を矮小化するつもりは毛頭ない。が、最近飛行機で隣とぎゅうぎゅう詰めの三等客船みたいな席に座りながら、空の旅につきもののこの不快感と痛みは絶対あれに気味悪いぐらい似てるよな、と思ってしまったんだよね。

今の飛行機の座席の配置が、(効率いいことは確かだが)あのもっとおぞましい奴隷船のレイアウトにものすごく似てるって気づいたことない? 飛行機設計した誰かが無意識にあれに影響を受けたということは考えられないだろうか?

あったにせよなかったにせよ、飛行機設計者が人型アイコンじゃなく座席のアイコン使ったのは賢明だったよね?


 


そしたら、記事下は「比べること自体不謹慎」というコメントで荒れまくり(デザインのナードってピリピリ反応する人が多い?)。例えばこんな風に...

今度はぜひ『ツイーン(ティーン予備軍)のアウシュビッツ収容所と減量キャンプ』もソックリだという論評を面白おかしく書いてください、楽しみにしています。

このコメントからどんどん怒りがエスカレートし、ヘラーさんは軽率だったと謝り、「カモーン、ただのネットじゃん!」(荒れた場合よくある台詞)と読者をなだめてますよ...。奴隷の話題は今もスティグマなのね...。

え? ギズ読者の反応? ギズは呑気なもんで、こんなコメントがついておしまいです。

最初呼ぶのはファーストクラスのお客様...

次に呼ぶのがビジネスクラス、プラチナ会員、小さなお子様連れのお客様、体の不自由なお客様... 残りの皆様は今しばらくお待ちください...

アメリカの現地時間は2:35、気温は華氏86度、ところにより晴れ。無事生きてご到着のみなさま、当機をご利用いただき誠にありがとうございます。お客様のまたのご搭乗を乗務員一同お待ちしております。

[PrintMag.com, image via PrintMag.com]

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Seth Abramovitch(原文/satomi)