Google新本社ビルはこうなる! インゲンホーフェンの建築5例

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Google本社がいよいよ手狭になって、隣にものすごいビルを建てるようです! 新ビルの設計を任されたのは、ドイツ最大手の建築事務所のひとつ「インゲンホーフェン(Ingenhoven)」。

完成イメージはわかりませんが、Googleでは既にマウンテンビュー市に3000万ドル払って10エーカーの隣接地を借り、長期リース契約済み。早ければ月内には設計プランが提出され、来年には建設開始となる見込みだと、サンノゼマーキュリー紙は伝えています。

インゲンホーフェンと言えばデザインとテクノロジーの融合、グリーンの本場ドイツのサスティナブル建築、モダニズムの飽くなき追求で知られる会社。現在進めているシュツットガルト駅再開発事業では地下駅化がちょっとした物議をかもしていますよね。

社名の元になった創業者クリストフ・インゲンホーフェン(Christoph Ingenhoven)は進取の精神に富む、妥協知らずな建築家。果たしてどんなGoogleplex 2.0になるのやら? 

さっそくインゲンホーフェンの過去・現在の建築事例を5つ、集めてみました。検索の神には当然ベストなもの出してくるんでしょうけど、ぜひご参考に!

  

国際刑事裁判所(オランダ、ハーグ)

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いきなり物騒ですが、刑事裁判所です。2014年まで完成しませんが、いやあ、美しい...どんな軽犯やらかしたら行けるんでしょね? ガラス張りで部署ごとに3つのポッドにわかれてます。分かれていながら完全には隔離されない空間。これならきっとGoogle極秘の階級カルチャーにも馴染む...?

シュツットガルト駅(独)

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1997年国際コンペで1位獲得から早13年。今の駅は地上駅で、インゲンホーフェンはこれを地下駅にして線路による分断を解消したいですが、大勢の住民の反対を受けています。

再開発では1927年に建てられた駅の一部を取り壊し地下に大部分を移動し、地上に多目的空間を新開発することで4200人の職の創出に繋げる予定なのですが...反対住民からは、歴史の古い駅舎の取り壊しに抵抗があるとか、金の無駄遣い(40億ユーロ)とか、建設で地域の緑地が破壊される、という声まで出てるんですね。

でもインゲンホーフェンは動じることもなく、再開発後はシュツットガルト駅と欧州残りエリアの高速鉄道網との連結が今よりスムーズになり、南独の同市も欧州のライフラインになると考えています。

71 Robinson Road(シンガポール)

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2009年竣工。映画『ブレードランナー』から抜け出たようなビル。高層ビルの谷間にライトを何層にも積み重ねたような構造で、夜見ると劇的です。日中は自然光を最大限採り入れ、照明ニーズを最小限に。

周りに高層ビルもないマウンテンビューでこんなスタイルに拘ってもしょうがないと思いますけど、このビルみたいな要素をいくつか拝借するのも悪くないですよね!

ダニエル・スワロフスキー社(スイス、チューリッヒ)

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さすがに本社はクリスタル・コーティングじゃないのね...。屋上に芝生があるのがミソ。湖から水をひいて、冷暖房に活用しています。比較的人口密度の低い閑静な立地。グーグル本社の環境に近いので、容易に応用できるコンセプト・原理もありそう。

私邸D

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構造的にはGoogle本社が個人宅に見習える要素はそんなに多くないと思いますけど、こんなところでも建材・代替エネルギーへの拘りは徹底しているんですね。インゲンホーフェンのサスティナブルなデザインの本当の実力が伺えます。

建材は未処理材―つまり製造に伴う汚染はゼロかゼロ近いんですね。家から出る電磁波汚染(ラドン放出)もゼロ。使う電気は太陽熱発電システムでほぼ確保できます。さらに庭の手入れには雨水使うんですよ。このほか必要な時には雨水を水道に回すこともできます。

ひと言でまとめると「グリーン」をギミックなお飾りに使う会社とは違いますよ、と。ますます楽しみですね!

[SJ Mercury]

Adrian Covert(原文/satomi)