【ギズ緊急レポート】今度こそiPhoneもAndroidも驚く感動を...今秋リリースの新Windows Phone(Mango)を速攻インプレッション(動画あり)

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これは決して単なるマイナーアップデートではない!

いよいよ日本語にも標準対応して新モデルのリリースに大いなる期待...との触れ込みでボクらを沸かせてくれた「Mango」の開発コード名が付されてるマイクロソフトの次期モバイルOS「Windows Phone」ですが、なんと500を超える新機能を引っさげて今秋に正式リリースされることが発表されましたよ。しかも昨年の「Windows Phone 7」デビュー時に弱点とされていた数々のポイントがことごとくクリアーされたのみならず、どうやら他のスマートフォンプラットフォームをも凌駕する高い完成度を誇るとまでアピールされまくっちゃっております。これは気になりますよね~

マイクロソフトが手がけるスマートフォンなんて、所詮これまでモバイルであんまり成功してこなかったんだし興味ないねって反応の方も少なくないのかもしれませんが、今度こそ本当にWindows Phone旋風が吹き荒れることになるかもしれません。少なくともいきなりWindows Phone(Mango)をいじる機会に恵まれた米GIZMODO編集チームでは、驚きの感動が走ったって絶賛評価が届いておりますよ。まだ発表会場での興奮冷めやらぬまま速攻インプレッションレポートをお送りしてみますね...

 

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マジですかって反響も返ってきそうですけど、今回のWindows Phone(Mango)に触れてみて米GIZMODO編集チームが最も感動しちゃったのは、なんとマイクロソフトが開発を進める「Bing」検索エンジンとの統合から生まれた数々の新機能でした。えっ、グーグルの検索エンジンの高精度に大満足って声はよく耳にしますけど、まさかあのBingで素晴らしいスマートフォンエクスペリエンスを実現ですかぁ?

はい、そうなんです。実はWindows Phone(Mango)で最強のアップグレードポイントの多くは、そのベースにBingの働きが光ってますよ。例えば、検索から起動する「Quick Cards」機能によって、映画やイベントのタイトル、新製品サービス名やショッピングモールなどのロケーションデータを検索入力するだけで、その直接の検索結果のみならず、便利な関連情報やアプリなどが一発表示されちゃいます。見たい映画名を検索すると、スマートフォンの画面上に次々と映画館での上映時間やプロモーション、地図ナビゲーションまで流れてくるって感じですね。おまけに「Local Scout」機能により、現在の居場所の周辺に限定して、超ローカルな近場の情報のみがBingのデータベースから配信されてきますよ。

まぁ、これくらいなら便利そうでも驚きの新機能とまではいきませんが、Windows Phone(Mango)では、新たに大幅にパワーアップしたビジュアル検索が加わっています。QRコード、書籍や雑誌の表紙、DVDやCDアルバムのカバージャケットをカメラで撮影した途端、なんと自動的にスキャン画像の解析が進み、そのまま最新の販売価格の比較リストやレビュー情報なんかが表示されちゃうんですよね。ちょっとこの機能のデモを見た時には思わず拍手喝采しちゃいましたよ...

さらにドンドンとWindows Phone(Mango)における検索分野のパワーアップぶりを紹介してまいりましょう。新たに「App Connect」なる機能が搭載されたおかげで、検索結果の参照に必要な各種アプリが自動で立ち上がっちゃうようになりました。例えば、ある新刊の書籍を検索してみたところ、アマゾンで電子書籍として売られていて、そのまま購入すると「Kindle」のアプリがオートスタートするのでダイレクトに読書を始められるっていう具合ですね。このアプリとの連動機能は、まだインストールされていないアプリに対しても働くようになってて、分かりやすい例を挙げるならば、PDFドキュメントをダウンロードしてきたのに、いまだスマートフォン本体にはPDFリーダーが何も入ってないなんて場合には、自動的に対応アプリのダウンロードコーナーへとジャンプしてくれますよ。

なにかとWindows Phone(Mango)では、検索エンジンまわりがスマートに進化してて、要は自然に使いやすく生まれ変わってきたんだなってことが少し分かってきたかなとも思いますが、この検索で最強の新機能をご紹介しておきましょう。実はWindows Phone(Mango)は多言語翻訳システムとしても速攻で使えるようになってるんです! プラットフォームでデフォルトの言語以外のテキストを読み込んだ瞬間、すぐに翻訳結果を表示する新機能が無料で標準採用されるのには驚いちゃいましたよ。これは絶対に重宝されることになるでしょうね。あと音楽を再生するだけで曲名やアーティスト情報などを自動認識して表示する機能の完成度もなかなか高いそうですよ~

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すでにWindows Phone 7のリリース時から、新採用の「ハブ」ベースのプラットフォームには好評価が相次いでいました。「People」のハブを立ち上げると、いちいちメーラーやFacebookなどのアプリを起動しなくても、友人のコンタクトカードを起点にして、Eメール、SMS、インスタントメッセージ、ソーシャルネットワーク(SNS)の更新に至るまで、すべて左右のスワイプ作業のみで直感的に切り替えてチェックできてしまうコンセプトは、いざ使い始めるともう元には戻れない快適さなんだそうですよ。

新たにアップデートされるWindows Phone(Mango)では、このPeopleのハブまわりを、さらに使いやすく進化させて強化しています。例えば、いくら数多くのコンタクトがアドレス帳に登録されているとはいえ、本当にいつもリアルタイムでEメールやTwitter、Facebookの更新を追っていきたい人の数は限られてきますけど、まるでリスト機能のように、どうしてもウォッチしておきたい人だけをグループ化して、あの特徴的なライブタイルのユーザーインターフェース(UI)にまとめられるようになりましたよ。ホームスクリーンから各グループごとにリアルタイムに情報を遅れず入手できるのは便利でしょうね。

ハブプラットフォームのおかげでアプリの種類を気にせずにコミュニケーションが取れるようになりましたが、新機能の「Threads」によって、会話のやり取りは中断させずにアプリの切り替えまでできるようになっています。まずはSMSで友人にテキストを送り、そのままFacebookの中に会話を移行して、最後はメールで連絡を送っておくなんて使い方もスムーズになりましたよ。

やはりスマートフォンには欠かせないEメールとカレンダー(予定表)の各機能もさらに使いやすくなりました。複数のアカウントを1つの受信箱に集約してチェックできるのは当然のこと、これが複数の異なるカレンダーサービスにまで対応してきたのは圧巻でしょうかね。Facebookのカレンダーまで新たにサポートされて、あらゆるスケジュールを分断されることなく1画面で確認できるのはうれしい改良ポイントですよ。

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Windows Phone 7は確かにいいのかもしれないけど、でもいまだにマルチタスクができないスマートフォンなんてね...iPhoneでさえ現在ではマルチタスクに対応してきたっていうのに。そんな批判にさらされ続けたWindows Phone 7でしたけれど、ついにWindows Phone(Mango)では、一部の音楽再生やファイル転送などの機能のアプリケーションに限ってマルチタスクが標準サポートされるようになったのみならず、そのスムーズな切り替えスピードが絶賛評価を集めていましたよ!

もし、今回の発表を行なったマイクロソフトのモバイルコミュニケーション事業部プレジデントのアンディー・リースさんの言葉を借りて大胆に評してもよいのであれば、これはiOSとwebOSの優れたところだけを合わせて誕生した最強のスマートフォンマルチタスク環境なのかもしれません。バックグラウンドでの動作がバッテリー消費に極力マイナス面の影響を与えないような設計になっているのは、iOSとほぼ同じレベルの完成度と言われていますよ。一方、アプリの切り替えには、あのwebOSで高い評価を集めるカードデザインのビューが立ち上がり、スムーズに変更したいアプリを選んで非常に高速で切り替わるのが快適ですね。

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さてさて、もしやこれはWindows Phone(Mango)が誇る最強機能になるのではって別のポイントをご紹介いたしますと、HTML5やハードウェアアクセラレーションに対応した「Internet Explorer 9 Mobile」の新バージョンの搭載が挙げられていますよ。もうモバイルでも本当にデスクトップ環境と変わらないブラウザー体験が実現するって謳われております。

これがどれほど凄まじい威力を発揮する可能性を秘めているのかを示すスピード比較テストが会場で披露されたんですけど、確かに驚きの結果になりましたね。フレームレートのベンチマーク比較スコアーでスマートフォンプラットフォームごとにガチンコ勝負してもらったのですが、なんとスコアーが伸びなかった順に発表しますと、「iPhone 4」は最下位ランクで計測不能。続いて「BlackBerry Torch 9800」は4FPS、Android陣営からはサムスンの新モデル「Droid Charge」が10FPSとなりました。ところが、最新のInternet Explorer 9 Mobileを搭載したWindows Phone(Mango)のデバイスでは、群を抜く27FPSというトップスコアーが叩き出されちゃいましたよ! まぁ、あくまでもマイクロソフトが実施した調査結果の発表データではありますけど、Windows Phone(Mango)が非常にスピードアップしたキビキビと使いやすい操作感のスマートフォンに仕上がりそうなのはいいことですよね。

その他にも、XNAとSilverlightのメリットを活かした魅力の3Dアプリの登場や、テキストメッセージを自動読み上げする機能に、そのまま音声で返事を語りかけると、今度は音声からテキストへとWindows Phone(Mango)が自動変換してテキストメッセージを返信してくれる新機能が加わっていることなども発表されていました。このデモンストレーションも、なかなか感動的でしたよ。あとOffice 365とSkyDriveのクラウド環境が統合されて使いやすくなった「Office」のハブや、より進化して刷新が図られた「Xbox Live」のゲームハブも魅力を振りまいていましたね~

いかがでしたか? マイクロソフトによれば、こうした一連の今回公開された新機能も、500以上とされる改良ポイントの中で、ごくほんの一部に過ぎないとのことですけど、それでも十分に期待してよさそうな内容になっていますよね。

ただ、敢えて米GIZMODO編集チームから率直な意見を述べさせてもらうとするならば、やっぱりマイクロソフトは、このWindows Phone(Mango)で実現してくるすべてのことを、最初から昨年のWindows Phone 7のリリース時にすでにやっておくべきだったよねってことですね。そうすれば、もっといまごろはスマートフォン市場のシェアー争いの様子も変わっていたことでしょう。だって、本当はもっとWindows Phone 7が伸びてきて、iPhoneもAndroidもBlackBerryも脅かすくらいの存在になってるって当初は期待されていたんですから...

とはいえ、このまま今秋にWindows Phone(Mango)が陣容を整えてアップグレードリリースされ、おまけに魅惑の新モデルが各メーカーから続々と発売されてくれば、今度こそスマートフォン市場には大きな一石が投じられることになりそうですよ。ようやくWindows Phone(Mango)からは日本国内でも搭載モデルが出そろうことになるみたいですしね。すでにアプリケーションを配信する「Windows Phone Marketplace」は充実のラインナップで賑わってきているみたいですし、新たにWindows Phoneの全面採用へと踏み切ってきたノキアの動向なんかも気になりますよ~

ところが、確かに現時点ではWindows Phone(Mango)のほうが他のスマートフォンプラットフォームよりも先を行っているように見えなくもない新機能でも、この業界の移り変わりは本当に速いですからね。いざ正式リリースとなる今秋には、アップルからは「iOS 5.0」がリリースされちゃってることでしょうし、Androidだって、どこまでバージョンアップでパワーアップしているか予想できたものじゃありません。またもやマイクロソフトがこのスピードに付いていけずに見劣りしちゃうなんてことがないといいんですけれどねぇ。

Microsoft

Matt Buchanan(米版/湯木進悟)