辛口検証...2画面のデュアルスクリーンタブレットは売れるのか?

辛口検証...2画面のデュアルスクリーンタブレットは売れるのか? 1

フタを開けてみなきゃ分からないことだってありますが~

ソニーが公表した今秋発売予定のAndroidタブレットの新作には、衝撃的な5.5インチサイズのタッチスクリーンをデュアル搭載した「S2」の姿があり、なんだかこれはスゴいことをやってくれるのでは? そんな期待感も高まってますけど、そもそもタブレットをデュアルスクリーンにするメリットって何なんでしょうか? すでにエイサーからもWindows 7を搭載したデュアルスクリーンタブレット「Iconia 6120」がリリースされ、古くは東芝から「Libretto W100」なんて出されてましたけど、実際の使い勝手はどうなの?

ちなみに米GIZMODO編集チーム内では歯に衣着せぬ大激論が交わされた結果、あまり好評価を集めることはできなかったみたいです。そもそもAndroidにしても、Windowsにしても、元々がデュアルディスプレイのタッチスクリーンを視野に入れて構築されたOSではありませんよね。もちろん2画面対応にカスタマイズされたOSを載せることもありますけど、やはりそもそもの規格ではなかったので使い心地は最高というわけにはいかないでしょう。クリエイター向けの「Courier」は、完全に2画面を前提に開発が進んでいただけに、もしそのまま製品化されていたら面白かったかもしれませんが、デザインを作る以外の分野で、どれほどデュアルスクリーンの強みを発揮できていたかには疑問が残ります。

いやいや、上部のディスプレイは閲覧用、下部をキーボードやキーパッド入力コントローラーにして、いつでもノートPCライクに使えるのがいいのさって意見に対しても、やはり否定的な感想が相次いでいますね。だって、結局はスクリーンキーボードの入力のしづらさはハードウェアキーボードの入力性に勝てませんし、それならわざわざ格好だけPCっぽくする必要はないでしょう? どうせタブレットを使うのならば、小さく画面を2つに分割されるよりは大きな1画面のほうがメリットも多そうですし...

と、まぁ、残念ながら、手放しにデュアルスクリーンタブレットを歓迎する声は聞かれませんでした。2画面デザインで大成功の例外は「ニンテンドーDS」なんでしょうけど、あれは最初からデュアルディスプレイを前提に設計されたものの、明らかにゲーム用途に限定してあり、ハードウェアコントローラーがあるから使いやすいって場面も多いでしょうからね。さてさて、ずいぶんと辛口な批評ばかり飛び出しちゃいましたけど、ギズ読者の皆さまの印象はいかがですか?

Adrian Covert(米版/湯木進悟)