感染源不明。放射線殺菌もアリ? ドイツで猛威を奮う超人的接着力を備えた新種の「O104」

感染源不明。放射線殺菌もアリ? ドイツで猛威を奮う超人的接着力を備えた新種の「O104」 1

日本は放射能で野菜が大変なのに、欧米では野菜に放射線をちょこっと当てて殺菌する案まで出てきましたよ。

ドイツで死者21人、スウェーデンで死者1人、集中治療の600人含め計2200人超が発症し猛威を奮う新種の腸管出血性大腸菌(Escherichia Coli)の「O104」は、感染源もまだ特定されないまま恐怖だけが広がっています。

最初ドイツが真っ先に疑ったのがスペインのきゅうりでしたが、これは後に同じO104でも毒性の低いものと判明し、スペイン大迷惑! 

あの山のように捨てたきゅうりは一体なんだったのか...。スペイン農家の総被害額は「推定2億ユーロ(234億円)」だそうですよ...。

 

  次に疑われたのがドイツのもやし類ですが、これも検査で半分は白と分かり、残り半分は7日の結果発表待ち。今度も白だと分かった日にゃどうすれば...。

感染源特定がまごつく中、生野菜を避けるようにとの勧告で、欧州の農家は商売あがったり。野菜が全く売れなくなり、農家の総被害額は最初のニュースから1週間で推定3億ユーロ(350億円)に達し、欧州委員会は今日(米時間6日)、賠償金・補助金支給を決定したことを明らかにしました。詳細は今後の話し合いで決めます。

それにしてもこのミュータント、本当に強力接着剤のような奴でして、なにしろ従来のO104ではありえない怪力で腸にピッタリくっついて毒を出し、宿主を発病に至らしめるんです。毒が回ると嘔吐・下痢を1週間も引き起こすほか、ひどい時は腎臓がやられ、昏睡・発作・脳卒中の死のトリオが待っている...という恐ろしいもの。

毒が致死的で、しかも強力接着剤のような稀な特性を備えている―毒と接着性のコンボというだけでも勘弁なのに、なんとこの超人バグ。抵抗力も半端なく、一般によく使われる抗生物質をバンバン投与してもピンピンしてるんだそうでして、もうなんなんだこれは...と専門家も頭を抱えていますよ。

冒頭にちらっと触れた照射殺菌ですが、NPRによると、アメリカでは生のほうれん草とレタスの照射殺菌に3年前FDA(アメリカ食品医薬品局)から認可が下りたんだけど、消費者・生産者の間にはまだ抵抗あるみたいですね、医療器具の殺菌にはよく使われてるんですが...。O104(E. Coli)の温床と言えばひき肉ですが、そちらは年間1500万-1800万ポンドのひき肉を照射殺菌してるそうです。こういう声も出てますよ、ということで。

satomi(米版