基調講演だけでは分からない...これがMac OS X 10.7 Lionのすべてだ!

2011.06.07 12:49
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タグ:WWDC2011

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新機能のオンパレード!

WWDC 2011の基調講演では、やはり時間的な制約などもありますから、厳選されたMac OS X 10.7 Lionの10大機能に絞ってお披露目が行なわれましたけど、でも、実は250を超える新機能があるって発表されていましたよね。えっ、ということは、まだあと少なくとも240も紹介されなかったものが残ってるってこと?

はいはい、その通りでございます。もう早くインストールして使い倒してみたい気持ちはやまやまですが、ここはガツンと、その未紹介に終わっちゃった残る240の新機能の中から、やっぱり注目せずにはいられないイチ押しのラインナップをシリーズで取り上げておくことにいたしましょう。一挙にいきますよ~ん。
 

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1. アドレスブックが大刷新

地味だったこれまでのアドレスブックからは一新。大胆にサイドバーやステータスバーを撤廃して、とっても見やすくなりましたよ。iPhotoとの連動も強化されているので、より連絡先リストがバリエーション豊かに進化した感じです。Facebookなどのソーシャルネットワークのプロフィールにもダイレクトアクセス可能なほか、アドレスブックの画面内だけで、各インスタントメッセンジャー(IM)の友人が現在オンラインかどうかまでチェックできちゃいますね。FaceTimeのビデオ通話も一発起動オッケーですよ...


2. Finderにも新機能

どちらかというと「Mission Control」として生まれ変わったExposeとは対極に位置づけられそうな機能ですが、開いているものも閉じているものも、とにかくコンピューターの中に入っている全ファイルを一斉表示させちゃう新機能が加わりましたよ。しかも大量にゴッチャゴチャと表示されるのではなく、見やすく整然としたワンフォルダーのデザインでまとめられるそうですね。

要はシステムファイルを除く、あらゆるドキュメント、画像、動画ファイルなどなどが、コンピューター内の保存されている場所に関係なく一覧表示される仕組みなので、よく使うファイルへ保存場所を気にせずスピードアクセスできるとのことですよ。意外とこれは重宝しまくりかもしれませんよね~


3. 検索トークン

Mac OS X 10.7 Lionでは、Finderの検索機能もパワーアップしていますよ。検索結果を絞り込む新たなツールに「検索トークン」が加わり、検索候補から絞り込めるトークンが次々と表示されるので、そこから数ある検索結果が一瞬でフィルタリングされていきます。「Aさん」から送られてきた「JPEG画像」のみといった複数条件を指定する検索トークンも利用でき、スマートな検索結果の表示が可能になるみたいですね。


4. ドラッグ&ドロップが進化

離れ離れの位置に表示されているファイルを次々と選択して、ドラッグ&ドロップ操作を行なうことってよくあると思うんですけど、Mac OS X 10.7 Lionでは、この複数選択時に見事に各ファイルが1か所に自動でまとまってきて、こういう細やかな気の利いた配慮でも、よりOSが使いやすくなっているのを実感できます。カーソル横にはインジケーターが表示されて、移動中のファイルの数も一目瞭然ですよ。


5. ファイル名の重複処理が向上

ファイルを移動した場所に、まったく同じ名前のファイルがすでにあるというケースでも、Mac OS X 10.7 Lionではスマートな処理がなされるようになりました。両方のファイルを残すオプションが簡単に選べるようになっていますよ。


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6. iCalがパワーアップ

iCalのカレンダーデザインやユーザーインターフェース(UI)も一新されていますよ。スケジュールに予定を追加するのが、より素早くシンプルになっていますし、なによりも圧巻なのは新たに用意された忙しさレベルが一目で分かるマップUIです。どの日の予定ならば空いているのかが色分けマップで表示されるため、予定を入れられる日を迷わず決められそうですね...


7. iChatの統合強化

シーンに応じて多種多様なインスタントメッセンジャー(IM)が用いられているこのご時勢、もうだれがどのサービスを使っているのかがバラバラで混乱してしまうって悩みを抱える人も少なくないと思うんですけど、Mac OS X 10.7 Lionに搭載されるiChatなら、すべて1画面に統合して表示してくれますよ。

こうすると、使われているIMサービスに関係なく、だれが現在オンラインなのかが一目で確認可能ですし、複数のIMに同時にログイン中の友人にも、メッセージを送りたいIMをiChatからワンクリックで指定してコミュニケーションが行なえるようになっています。逆に自分が複数の異なるIMを使っていて、それぞれにステータスやチャット状況を使い分けるなんて利用スタイルにも対応してますよ。


8. 復元モードが進化

どうしてもコンピューターを復元モードで起動しないといけないってシーンで、オンラインアクセスが新たにサポートされるようになりましたよ。復元モードからでも、Safariを開いて、インターネットやメールチェックが可能になっていますね~


9. リカバリーパーティションの標準装備

このMac OS X 10.7 Lionから、大胆にもアップルはOSのディスク販売を終了し、Mac App Storeからのダウンロード販売に限られるなんて新方針が明らかにされてますけど、そうなると気になるのは、もしもトラブルが発生して再インストールが必要になった時はどうなるのだろうってポイントですよね。また改めて購入しないといけないっていうのは嫌だな...

そんな懸念も生じているようですが、どうやらその対応も十分なされているようでして、Mac OS X 10.7 Lionにはリカバリーパーティションが自動的に備わっていますよ。修復や再インストール時にもディスクは不要というわけですね。復元モードから簡単に再インストールを実行できるとのことですよ。


10. 省電力起動に対応

新たにMac OS X 10.7 Lionでは、モニター画面や各種USBデバイスをオフにしたまま起動するモードが加わっています。ファイル共有やバックアップなんかの作業を、省電力起動だけで終わらせるといった使い方にて、バッテリー消費を最小限に抑えることも可能なんだとか。


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11. Photo Boothを大刷新

新たにPhoto Boothもデザインから改良されて、なんだかまるでリアルな撮影ブースで使いこなしているような雰囲気になりました。顔追跡テクノロジーを使った新エフェクトなんかも追加されていますよ。より楽しく、美しい表現が可能になっていますね~


12. デジタル署名の新機能

PDFドキュメントなどにデジタル署名を挿入するのは面倒だったりするかもしれませんけど、なんだかMac OS X 10.7 Lionだとクールなアプローチです。iSightやFaceTimeのカメラから挿入したい署名を自動スキャンするだけで、ドキュメントの任意の場所に署名の挿入が完了! まるで直筆のような渋い署名だって簡単に追加できちゃいますよ。


13. 位置情報サービスのプライバシー強化

このところ自動的にコンピューターが位置情報を取得して反映されていくプログラムが人気だったりもしますけど、でもやっぱり自分の知らないところで勝手にどんどんと現在位置などが公開されていったりしたら嫌ですよね。

Mac OS X 10.7 Lionでは、セキュリティー環境設定からプライバシーレベルを簡単に指定できるようになっており、どのアプリケーションにだけは位置情報の収集と使用を許可するのかをコントロールできるようになっています。アプリケーションが現在位置情報を使おうとすると、メニューバーにアイコンが表示されるので、知らずにバックグラウンドで望まないプライバシーのレベルダウンが進むって状況も阻止できますよ。


14. Spotlightがパワーアップ

新たにSpotlightも強化されています。検索結果のリストからダイレクトにドラッグ&ドロップが可能になり、そのまま注目の新機能となる「AirDrop」でファイル転送したり、メールに添付して送信するといった作業が可能ですよ。また、SpotlightからのSafariでのインターネット検索、Wikipediaを使った辞書検索なんかも便利そうですよね...


15. インジケーターランプの非表示

日々のデスクトップで重要な役割を果たすDockの表示を、よりスリムにすっきりとさせられる新機能として、環境設定パネルから、開いているアプリケーションのインジケーターランプを非表示にできるようになっています。


16. 3本指の新ジェスチャー

これは重宝しそうな新機能といたしましては、なんとある単語の上を同時に3本の指を使ってクリック操作した途端、辞書やWikipediaのアプリが起動して単語の意味を表示してくれるようになりました。なかなか便利な新ジェスチャーが加わりましたね~


17. 文字入力もより便利に

もうすっかりiPhoneやiPadユーザーにはお馴染みですが、あの入力中の単語の下に修正候補が表示されていく自動修正機能がMac OS X 10.7 Lionに実装されています。煩わしくないように、変更も保持も自由自在に選択できるUIになっていますよ。


18. スクリーンセーバーが進化

新しいスクリーンセーバーモードといたしまして、自分の音楽ライブラリーの中のアルバム再生を指定できるようになりました。待機中のMacがミュージックジュークボックスに早変わりです。逆にスクリーンセーバーを止めて作業に戻りたくなくなっちゃったりはしないのかな?


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いかがでしたか? 怒涛のラッシュでご紹介してまいりましたが、まだまだMac OS X 10.7 Lionには他にも素晴らしい新機能が満載です。これは来月の正式リリースが本当に待ち遠しいですよね!


Sam Biddle(米版/湯木進悟)

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