日本語正式対応。Windows Phone 「Mango」かなりイイです!(動画あり)

楽しい携帯、です。...と書くと、ベンチマーク的に「スゴい」って書くより弱く感じるかもだけど、いやいやどうして、スゴい技術は世に山とあれど使って楽しい技術って本当に少ないんですよ? その点、Windows Phone "Mango"は楽しいんです、とっても。

まるで生きてるみたいに、なんでもポヨンポヨン弾け、シュッと変わり、クルンとフリップ。どのアクションにもアニメーションを多用してるんですね。ロック画面もただシェード(影)になるだけじゃないし。ドラッグして上に移動すればするほど放した時には速く落ちるとか、重さと重力を感じさせる趣向になってます(完全にアンロックしなければの話だけど)。

なんか生きる喜びかみしめてるみたい。だから使うこっちもつい楽しくなっちゃう。こんな携帯ほかにないです。

 

 去年10月にローンチした時から将来有望とされたWindows Phone 7。最初はマルチタスキングもコピペもできなくて欠点だらけでしたが、やっと成人を迎えた印象ですね。

今度のはマルチタスクも、できます(唯一このインターフェイスが安っぽい...あんなボールドの原色の背景でOK出した人、目おかしいです)。コピペもできます。

もっと重要なのは、小さなところで思い切った決断を積み重ねた結果、Windows Phone全体統一感が出ているところでしょう。例えばマイクロソフトは検索ボタンの多目的利用も排除しました。今は押すとBingが必ず出てきます。前はBingが出る時もあればコンテクスチュアル検索が出る時もあって、押すまで予測がつかなかったんですが、あれがなくなりました。

動作もものすごく速く感じます。閉じたところから素早くアプリを再開できる機能を活用できるように開発し直したアプリはまだそんなに沢山ないのですけど、大抵のところはiPhone 4並みの高速。

さらにメールで対話スレッドのひとつを開くと下に弾けるように開いたり、マイクロソフトの細部へのこだわりはいろんなところに出ていますね。まあ、辛口言うなら、細かい趣向に神経遣い過ぎてもっと大きな部分の詰めが甘い気もしますけどね。例えばWindows Phoneでは検索を完全にコンテクスチュアルなものとして捉え直しており、それ自体はラディカルで素晴らしい試みなのですが、ローカル検索の情報内容が今のところ非常にイマイチなのです。

Bingのローカルリスティング機能「Local Scout」はYelpほどゴチャゴチャしてなくて手軽...という触れ込みなのですが、実物を見てみると古い更新日のまま内容が腐ってるリスティングが多いんです(例えば近くのレストランのBrooklyn Starは何ヶ月も前に移転しちゃって跡地にはBest Pizzaが入居してるのに、リスティングは旧住所のままになっている)。近場のおすすめスポットも範囲広すぎてニューヨーク全市から薦めてくる感じだし、レビュー欄も閑古鳥のところが多いですね。テキストを読み上げて検索する機能も試してみましたけど、どんなに正確に文章読み上げてもヒットしませんでしたよ。そりゃウィスキー1本・煙草4箱空にした後だから僕の声も田舎弁のゴリラみたいだったと思うけど...。尚、視覚・音声検索の方はずっと成功率高かったです。

僕が使ってるMangoはかなり初期のビルドなので、Twitterはまだ標準で統合されてないし、未完のところも沢山(Twitter以外にもマイクロソフトが試しているアプリの「hooks(釣り針、フック)」多数)残ってるんですね。まあ、それを差し引いてもWindows Phone "Mango"は他の携帯よりずっと人と繋がっていられる携帯と言えます。その点では、あのAndroidをも凌駕しています。

なぜか? ひとつにはテキストメッセージにFacebookのチャットが実装されてることもあるし(僕はJabber/Google Talkの方を使ってしまうけどね)、Groupsという新機能のお陰で気になる相手のニュースフィードやメッセージに集中できるというのもあります。さらにこうした機能がアプリごとに分かれて閉じこもってるんじゃなく、表に出てるんですね、もう携帯の一部として。

連絡先をひとり選ぶだけで、過去のメール、チャット、テキスト送信の履歴はもとより、最新の写真、Facebookのアップデートまで全部一望できるんです。これは満足度大。携帯はこうじゃなきゃ。

書きたいことはまだまだありますよ。楽曲+動画も新デザインのUIでさらに使い易くなってますし、IE9もモバイルウェブブラウザとして使うとかなり良いです。Marketplaceでの探し物も前ほど大変じゃなくなってます。逆に楽曲ストリーミングの動作&フィールはもっとRdioに近いものになって欲しいし、ユニバーサル検索もあった方が便利だし、有名どころのアプリはやっぱり欲しい(僕に言ってくれればMarco ArmentからInstagram開発者まで、マイクロソフトがお金払ってでもアプリ書いてもらうべき相手をリスト出しできるのに)。あと居間でXBoxとWindows Phoneを連携させるクロスオーバー機能もぜひ作って欲しい。

...とまあ、注文つけたらキリがないですけど、おおむねWindows Phoneもベターになって、やっと完成に漕ぎ着けてきた感じですねー。僕が持ってるのはベータなので、Facebookチャット通知が雨あられのように押し寄せて1個1個消さないといけなかったり、連絡先の電話番号はWindows Phoneが予めデザインしたカテゴリの番号にキチッと合う番号じゃないと登録できなかったり、バグもありますけど...今からMangoの完成、待ちきれません。iPhoneがiOS 3.0で完成に近づいた時の気持ち、思い出しちゃいますね。

キラーなNokiaのハードウェアにラディカルなAndroidのリデザインと、この秋のスマフォ市場はすごいことなりそうですけど、ナード中のナードが手にするのはiPhoneかWindows Phone―楽しさで選べばこのふたつでしょう。

(日本語にも正式対応して秋以降リリース予定。+D Mobileによると「Windows Phoneの開発パートナーには、Dell、Garmin-Asus、HTC、Hewlett-Packard(HP)、LG Electronics、Samsung Electronics、Sony Ericsson、東芝、Qualcomm、Nokia、Acer、ZTE、富士通が名を連ねている。国内メーカー製の端末がリリースされる可能性も高い」そうです!)

Video by Woody Jang

Matt Buchanan(原文/satomi)