ロシア版スペースシャトルとも言うべき「Buran」の秘密計画...宇宙からピンポイント核攻撃を行なうはずだった!

2011.07.13 15:00
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技術的には先を行っていたのかもしれません...

とうとうスペースシャトルも最終ミッションとなってしまいましたが、実は旧ソビエト連邦でも「Buran」と呼ばれる似たような宇宙船が開発されていたのをご存知でしたか? 早くは1988年11月に初の試験的な打上げが行なわれ、なんとすべて無人運転のまま地球の周回軌道を回って正確にカザフスタンのバイコヌール宇宙基地へと帰還するという、当時としてはかなりの離れ技をやってのけ、そのまま有人宇宙船として開発を完成させてミッションを担うはずだったんですよね。

ところが、時代はソ連崩壊、冷戦終結へと進み、Buranの開発計画は頓挫して再び宇宙へと向かうことはなくなってしまいました。

Buranが開発されていた主な理由の1つに、宇宙からの核攻撃がありました。地球の周回軌道を回りながら、宇宙空間へと運ばれた核兵器で地上のどこかにピンポイントで狙いを定めれば、もう絶対に防ぎようがないでしょう?

そんなふうに今だからこそ笑いながら話してくれたロシアのオレッグ・コトフ宇宙飛行士ですけど、他にもBuranの優れた特徴といたしまして、いつでも乗組員が脱出できるように設計された安全な緊急避難システムの搭載を挙げています。もし本当に完成していれば、スペースシャトルよりも安全性に優れる宇宙船として脚光を浴びたりしたのかもしれませんよね~

ちなみにオレッグ・コトフ宇宙飛行士は、いよいよ引退を迎えるスペースシャトルについて尋ねられると、その決断は正しいと述べつつ、「より安全性に優れるソユーズがあるのだから何の心配もする必要がない」と自信満々で語ったのだとか。ついにソユーズが地球と宇宙の行き来を独占しそうな時代の到来ですね。


New Scientist

Sam Biddle(米版/湯木進悟)

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