冬の節電はクラウドサーバーで!? マイクロソフトから研究発表

冬の節電はクラウドサーバーで!? マイクロソフトから研究発表 1

ITでできるエコのひとつ、となるでしょうか?

今は夏まっさかりですが、夏が終わって秋が過ぎれば寒い冬がやってきます。冬だって余計なエネルギーは使わない方がいいですよね。というわけで、マイクロソフトが、クラウドサーバーを使った省エネ対策を研究してくれました。どんなものでしょう?

今回マイクロソフトでは、クラウドサーバーの発する熱が各家庭での熱源として役立てられるかどうか、可能性を検討しました。すでに「パソコンとかゲーム機が暖房代わり」という人もいそうですが、その発想をさらに進めて、クラウドとしてアクセスされるサーバーを家庭に置いてしまおうということです。検討の結果、サーバーの熱は従来のボイラーやオイルヒーターの代わりに十分なりうると発表されました。

物理的に言えば、コンピューターサーバーは電気を熱に変換している金属の箱です。その排気の温度は通常摂氏40~50度で電力を再生産するには非効率ですが、熱源としては適しており、家庭やビルの暖房、乾燥機、温水器、農業などに利用できます

そんなサーバーは今回の研究では「データ暖房(Data Furnace)」と名付けられました。データ暖房を使えば、家庭の出費も二酸化炭素排出も抑えられます。型の古いハードウェアの方が排熱量が大きいので、データ暖房に適しているんだとか。既存のデータセンターでは排熱の少ない新型のハードウェアにどんどん入れ替えられるので、家庭に置かれるデータ暖房ではデータセンターのお下がりマシンをリユースすることにすれば、これまたエコになるようです。

ただし、家庭に散らばったサーバーをどうやって管理するのかといった課題も論文では指摘されています。でも、「どうせ出る熱なんだから、何かに使おう」っていう考えは、すごくアリですね。

[Microsoft Research via DVICE]

Kwame Opam(原文/miho)