Xbox 360がR2-D2になりました! C-3POも一緒です。(動画あり)

このたび、スター・ウォーズのファンボーイのためのXbox 360が発表されました。

この地球上にはある種のジェダイ・カウンシルが実在しており、そこでは生身の人間が銀河の平和を守っています。彼らはスターウォーズを公式にライセンスしている人たちで、一定のルールに従ってライセンスを行うことで秩序を保っているのです。

たとえば僕の前には今、R2-D2を模してデザインされたXbox 360のプロトタイプがあります。その上部には黒光りする箱があり、ゴールドに輝くコントローラーはグレーのラインに囲まれています。これは、ダース・ベイダーがC-3POをつかんでいるイメージです。面白いデザインだと思いますが、公式ライセンスされるためのルールを破ってしまっています。「ダース・ベイダーはこの世界に存在しないので、現代のものを持ってはいけないんです」と、シニア・インダストリアル・デザイナーのリッチ・ハンクスさんが説明してくれました。また、ルーカスフィルムにも別のアイデアがありました。それは、Xbox 360の箱にコンソールとコントローラーと一緒に砂を入れて、タトゥイーンに到着してカプセルから引っ張り出すような感じにしてはどうかというものでした(でもこれは実際にはなさそうなので、安心してください)。

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で、ダース・ベイダー版Xboxは、どうなのでしょう? 「ダース・ベイダーのようなものを作るのは、意味がありませんでした」とXboxのプリンシパル・インダストリアル・デザイナーのカール・レッドベターさん。AT-ATウォーカーみたいなものも、だそうです。「見た目はかっこいいんですが、ゲームにとって意味がないんです。」彼らのゴールは、スターウォーズ的なもので、なおかつユニバーサルに使える何かを作ることでした。そんなわけで、R2-D2とC-3POのデザインは、マイクロソフトとルーカスフィルムの両者にとって当然といえば当然でした。そのため、今年1月に行われた最初のミーティングの段階では他にもいろいろなアイデアがあったんですが、結局それらは日の目を見ませんでした。

ただ、ゴールドのC-3PO風コントローラーを見てまず思ったのは、「指紋が気になりそうだな」ってことでした。すごくシャイニーで、まるでC-3PO本体からとってきたみたいなんです。試しに僕がコントローラーに親指をくっつけてみると、やはり指紋が...。でも、いいんです。このシャイニーなのが大事なんです。淡いゴールドからブロンズっぽい色まで、いろいろ試作されたのですが、ボツになったものはやはりぴんと来ないのです。「これは必要なトレードオフでした」と前出のリッチさん。指紋を嫌うあまりツヤ消しにしてしまうと、C-3POの感じが出なくなってしまいます。なお、シルバーの十字キーはC-3POのシルバーの足を、側面の黒い部分に何本も描かれた細かいラインは3POの腹部を模しています。

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コントローラーの色に関しては、念のための代案として、マットなサンフラワー・イエローもありました。「(シャイニーなものは)塗料に金属が含まれているので、コントローラーが無線テストを通れるかどうか100パーセント自信がなかったんです」とリッチさんは言っていました。内部の部品はまったく同じでも、全コンポーネントに関し、マイクロソフトがXbox 360を一から作ったときと同じように再テスト・再承認が必要だったためです。

近くには緑の3POのフィギュアが転がっていました。これは、チームが適切な色を探すのに使われたたくさんのフィギュアのひとつです。実は、映画に出てくるC-3POの色自体がエピソードごとにちょっとずつ違っていて、最初は薄い黄色っぽかったのが、エピソードが進むにつれて若干オレンジになっていったのです。今回、Xbox 360のチームでは黄色っぽい方の色を選びました。やはり初期の方にノスタルジーを感じるためです。ちなみに最終パッケージの写真は約25年ぶりの撮影になったため、そのままルーカスアーカイブに納められることになりました。

Xbox 360 R2-D2バージョンのフェイスを見ると、最初は違和感があるかもしれません。R2-D2であり、Xboxでもあります。R2の目があり、Xboxの電源ボタンもあります。Xbox 360と書かれたディスクトレーの横に、R2の腕があります。トレーを開けると、R2のあの電子音の声が聞こえます。さらにトレーには小さな文字でメッセージが「HELP ME OBI-WAN KENOBI, YOU'RE MY ONLY HOPE.(助けてオビ=ワン・ケノービ、あなたが唯一の希望です。)」と書かれています。こんな風にディスクトレー上に字が書かれているのは、マイクロソフトとしては初めてです。他にも、ドロイドメーカーのIndustrial Automatonの社名が本体にプリントされているのもちょっとしたポイントです。

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こうしたペイントはなかなか厄介なものでした。マイクロソフトは中国の工場でメタリックインクを何層も重ね塗りして陰影や深みを出そうと数ヵ月にわたり試行錯誤しました。このR2-D2は、角度を変えると光沢も動いて、サイドの通気口ペイント部分がほとんど3Dみたいに見えます。上部のクロム部分はビードブラストで仕上げられ、R2のドーム状の頭部のスパンアルミニウムに近い質感になっています。

さらにKinectセンサーはストーム・トルーパーを思わせる真っ白なデザインで、このセットの中では一番控えめなコンポーネントです。当初はここにスターウォーズのロゴがあったのですが、ルーカスフィルム側の判断でなくなったそうです。(結局、スターウォーズのロゴはこのセット全体で1ヵ所にしか使われていません。)

このXbox 360 R2-D2バージョンは、今年の秋11月頃と思われます)450ドルで発売予定です。ハードドライブはしっかり320GBになります。

僕が最後にスターウォーズを見たのは、オリジナルの三部作をまだ見たことがないと言う誰かに見せたときでした。そのときレーザーディスク版を掘り出したので、つまりオリジナルのオリジナル三部作でした。スターウォーズを見ないで育った人がこの地球にいること自体、考えられないと思いました。きっと、そういう状態がファンボーイの定義なんだと思います。つまり、「どんなに自分が好きなものでも、その存在すら知らない人たちがいる」ことを想像すらできないのです。でも現実には、スターウォーズを見て育つ子供はどんどん減っています。過去とかノスタルジーというのは、そんなものです。今の子供たちは、仮にこのXbox 360で遊んでいても、スターウォーズは見たことがないし、それが何かも知らないんでしょう。だから、これは僕らファンボーイのためのものなんです。

そんなファンボーイのために、ギャラリー画像もちょっと多めです。

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Video by Michael Werner,Editing by Woody Jang

Matt Buchanan(原文/miho)