米空軍F-22パイロットの血中から不凍物検出、原因まったく不明

米空軍F-22パイロットの血中から不凍物検出、原因まったく不明 1

F-Xに移る前にF-22をなんとかしないと...。

F-22ラプター戦闘機を操縦中、一部パイロットが常軌を逸した、酔っぱらいのような状態になる怪現象が確認され、米空軍が原因究明を急いでいます

パイロットの血液を採取してラボで調べてみたところアルコールは検出されなくて、代わりになんと不凍物・オイルガス・プロパンが血中に入っていることが分かったのです。こうしたものが持つ毒に体が汚染されると、無線の声がまるで酔っぱらいのようになったり、ひどい時には無線の操縦のような単純作業の手順まで忘れてしまうらしいんですね。

事態を重く見た空軍は5月から3ヶ月の調査に乗り出し、7月最終週にその調査報告を発表したのですが...結論は出ずじまい。何故こんなことが起こるのか、それさえも全く掴めていない状況です。分かっているのはF-22を配備した基地7ヶ所のうち6ヶ所までが「低酸素症に似た症状(酸素欠乏)」に悩まされている、ということだけ。

F-22元パイロットはこう語っていますよ。

 

「あのOBOGS(On-Board Oxygen Generation System:機内酸素吸入器)から吸うものを通してパイロットの血流には、いろいろ体に悪いものが沢山送り込まれている。これは紛れもない事実だ。それがどれだけ体に悪く、どういうタイプのもので、正確にどれぐらいの分量が、どれだけの期間吸入されたのか...それら全部引っくるめてまだ答えは出ていない」

むう...あんなに予算取るの苦労した挙げ句に飛べないとは...。

エンジニアはこんな格好いいニュースになっているのに、パイロットが忽然と消えたり、2007年11月には接着不備で機体の一部がエンジン吸入部に落っこちたり、いろいろありますね、F-22。...って、F-X初公開の航空ショーでF-16がコケた記事でも同じようなこと書きましたけど...。

空軍は5月3日からF-22戦闘機を全機飛行禁止にしています。

早く全容が明らかになりますように。

[Air Force Times via The Atlantic Wire, Image Credit: Aero-Cafe]

CASEY CHAN(原文/satomi)