LHCでの「神の粒子」発見への協力者、募集中!

LHCでの「神の粒子」発見への協力者、募集中! 1

地球上最大の粒子加速器・大型ハドロン衝突型加速器(LHC)を使って「神の粒子」と呼ばれるヒッグス粒子の発見を目指しているCERN(欧州原子核研究機構)が、協力者を求めています。ある程度パワーのあるコンピューターを持っている人なら、誰でも参加可能です。

このたびCERNは、多数のマシンから計算能力をクラウドソースして仮想スーパーコンピューターを作れるプラットフォームBOINCを利用してLHC@Home 2.0のプロジェクトを開始しました。参加を希望する人は、ここからダウンロードできるふたつのソフトウェアをインストールすれば、コンピューターの余分な計算能力がCERNが理論上の物理モデルに沿ってデータをシミュレーションする際に使われるようになります。研究者の方々がこのプロジェクトで処理されたデータと従来のLHCでの実験データを比較することで探索の範囲を絞りこむことができ、神の粒子の発見を早めることをねらいとしています。

これまでも「LHC@Home」プロジェクトは行われていたのですが、それは物理学コミュニティにいる選ばれた少数の人たちだけが、その強力なマシンパワーを提供することで参加できるというものでした。でも今は、平均的な新しいパソコンでもCERNが行っているシミュレーションを処理する能力を持っています。LHC@Homeではシステム要件を最低512MBのRAM9GBのハードディスク空き容量としています。

なお、BOINCのプラットフォームは、従来もがんの治療地球外生命体の発見の目的などで活用されてきましたが、今回は物理学最大の謎のひとつの解明に役立てられようとしています。

日本では節電の折ではありますが、設定もいろいろ可能なようなので、夜間とか指定で参加するのもいいかもしれませんね。

Image via Lucas Taylor

[LHC@Home via DailyTech]

Adrian Covert(原文/miho)