体内埋め込み型センサーで血糖値の計測が劇的に楽になるかも!?

体内埋め込み型センサーで血糖値の計測が劇的に楽になるかも!? 1

東京大学生産技術研究所技術研究組合BEANS研究所の研究グループが、血糖値が上がると光る埋め込み型のセンサーを開発したそうです。実用化できれば、糖尿病の患者さんの血糖値管理の負担が減らせる可能性があるそうですよ。

このセンサーの特長は以下の2点になります。

・405nmの光を当てると、血糖値の上下で488nmの蛍光強度が変化するハイドロゲルを利用

・ファイバー状に加工して、体内に埋め込みし易い形状を実現

血糖値の上下で蛍光強度が変化するハイドロゲルは、2009年の時点で開発済だったようですが、当時は体内に長期間固定するような技術がなかったのが実用化に向けての課題になっていたようです。

今回の発表で大きく進歩したと思われる項目は以下の3点のようです。

・マウスを使った実験で4ヶ月間、埋め込んだファイバーの位置に変化なく、体外からハイドロゲルの蛍光強度を計測できた

・生体適合性のポリマーをハイドロゲル内に混入させることで、ファイバーの埋め込み時に皮膚周囲の炎症が起きることを低減できた

・埋め込み部位からファイバーを引き抜くことで、容易にハイドロゲルを取り出せた

ただし、今回はあくまでもマウスでの成功なので、人へ適用する場合に使用する素材や埋め込む場所、光源(405nmの光)、蛍光強度を測定する装置などの開発は検討課題のようです。

人への適用が実現すれば、血糖値の大きな変動を自動検知する仕組みとか実現できそうですね。細かい数値が取れなくてもある一定の数値を超え続けたらアラーム音が鳴るようになっていれば、起きていても寝ていても血糖値が変化して危険な状態になった時点で、医師や看護師に即座に伝えることができそうです。

それにしても、こういった体内に埋め込む型のセンサーが増えていくと、人が人でなくなってしまう日も来ちゃったりするんでしょうか。怖いようなワクワクするような未来が少しずつ近づいているんですね。

高血糖で光るセンサーを開発[NHK]

東大、ハイドロゲルをファイバー状に加工しマウスの耳に4ヶ月以上埋め込む血糖値を計測することに成功[日本経済新聞]

光る耳!?〜体内で光る血糖値センサーの開発〜[東京大学生産技術研究所]

(KENTA)